【10〜40代男女対象】防災意識に関する調査。約7割の人がJアラートの通知を0Nにしていると判明!
10代〜40代男女2,078名を対象に「防災意識」に関する調査を実施しました!また、今回はアプリ分析メディア「App Ape Lab」との共同テーマ調査記事として、App Ape のアプリデータより、防災速報を確認できるアプリのランキングもご紹介します。
日頃の防災意識から、実際に使用されている防災情報系アプリなど、調査の結果をご覧ください!
日常的な情報収集方法は「スマホ」と「テレビ」
まず、10代〜40代男女2,078名を対象に「普段、天気の情報や交通情報などをどのように確認していますか?」と聞きました。
いずれの年代でも最も多かったのは「スマートフォン」となり全体で6割以上、次いで「テレビ」は5割程度となりました。
次に、「自然災害速報や道路交通情報が欲しいと思ったときに確認する方法」を聞きました。
第1位は「スマートフォン」で、いずれの年代でも日常の情報収集と比較して5pt以上の増加が見られました。
素早く、正確な情報を入手する際に「スマートフォン」は有効な手段として利用されていることがわかります。
災害情報・速報はニュースアプリで確認
続いて、自然災害速報や道路交通情報が欲しいと思ったときに確認する方法として「スマートフォン」と回答した人を対象に、「スマートフォンの何を利用しますか?」と聞きました。
いずれの年代でも第1位は「ニュースアプリの速報」となり、10代で62.0%、20代で58.8%、30代で73.2%、40代で74.4%となりました。
10代では「SNS」が47.8%と他年代に比べて利用率が高く、確認方法の傾向は20代と近い様子が伺えます。
30代では第2位に「災害情報アプリ」がランクインし、「Webサイトや検索」は23.2%と他年代に比べて高い傾向がありました。
40代では第1位「ニュースアプリの速報」が74.4%と高く、反対に「SNS」で確認する人は18.6%と他年代に比べて利用率は低いことがわかります。
実際に利用されている防災系アプリは?
自然災害速報や道路交通情報が欲しいと思ったときに確認する方法として、スマートフォンを利用している人の割合が高く、中でも「ニュースアプリの速報」は10代で62.0%、20代で58.8%、30代で73.2%、40代で74.4%が利用していることが判明しました。
そこで、アプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するユーザーデータをもとにした、2021年12月のニュース&雑誌・天気アプリの月間利用者数(MAU)ランキングから、実際に使用されている防災系のアプリデータを見てみると「ニュース&雑誌」カテゴリで最も利用率が高かったのはいずれの年代でも「Yahoo!JAPAN」となりました。
また、災害情報アプリが数多く属する「天気」のカテゴリの2021年12月のMAUランキングでは、1位に「Yahoo!天気」、3位に「Yahoo!防災速報」が入っており、こちらでもヤフー関連アプリの強さが際立ちました。
また、上位には「ウェザーニュース」や「tenki.jp」といった独立系の天気関連企業や団体が手がけるアプリがランクインしており、信頼ある天気情報へのニーズの高さが伺えました。
ニュース&雑誌、天気アプリデータの詳細はこちらをご覧ください。
自宅付近のハザードマップは確認する?
ここからは防災意識についての調査結果をご紹介します。まず「自分の住む街や、自宅付近のハザードマップ(災害発生時の被害を予測し、災害時の避難場所などを表した地図)を確認したことがありますか?」と聞きました。
「(ハザードマップを確認したことが)ある」と回答した人は、10代で53.1%、20代で41.4%、30代で57.3%、40代で57.1%となりました。
Jアラートの設定、通知0Nが多数派
Jアラートは正式名称は「全国瞬時警報システム」と言います。
弾道ミサイル攻撃に関する情報や緊急地震速報、津波警報、気象警報などの緊急情報を、人工衛星及び地上回線を通じて全国の都道府県、市町村等に送信し、市町村防災行政無線(同報系)等を自動起動することにより、人手を介さず瞬時に住民等に伝達するシステムです。
スマートフォンの通知などで知っていると思いますが、この「Jアラート」の設定について聞きました。
「(Jアラートが)なる」と回答したのは、10代で73.9%、20代で66.9%、30代で71.9%、40代で75.2%となりました。
最も低かった20代は6割強、それ以外の年代では7割以上の人がJアラートの通知設定をONにしていることがわかりました。
「備えあれば憂いなし」、でも半数以上が備えなし
「地震や津波、台風といった自然災害などに備えて準備をしていますか?」と聞きました。
「(災害に備えて準備をして)いる」と回答した人は、10代が最も多く53.1%、それ以外は4割〜5割以下程度となりました。
「備えている人」は、何を準備しているのか
「大地震などの災害が起こった場合に備えている」と回答した人を対象に、どのような対策をとっているのか聞きました。
いずれの年代でも「家具・家電などを固定し、転倒・落下・移動を防止している」、「非常持ち出し袋を準備している」と回答した人が多く、3割程度となりました。
災害に備えるようになったきっかけ
最後に「自然災害などに備えて準備をするようになったきっかけや他の人にも教えておきたいこと」を聞きました。
多くの回答があがったので、年代別に一部抜粋してご紹介します。
様々な「きっかけ」があがりましたが、いずれの年代においても自身の被災経験や、学校や家族・ニュースをきっかけに防災意識が高まったという回答が多くあがりました。
また、「食料・飲料」の他、「携帯のバッテリー」や「衛生用品」の準備も大切だと考えている人が多いことがわかりました。
あとがき
以上、10〜40代対象の「防災意識に関する調査」をお送りしました。
最後に紹介した「きっかけ」では日本全国の自然災害が散見され、日本が地震の多い国であることを改めて意識しました。
筆者は9月1日の「 #おくる防災 」というハッシュタグをきっかけに家族と自分用に防災セットのギフトを送りました。自然が豊かな日本だからこそ、共存していくために「いざという時」の備えは大切だと感じます。
Writer :Kobayashi (・L・)
Designer:Mari.y
--- 調査概要 ---
期間:2021年11月10日〜11月14日
対象:男女 / 13歳〜49歳 / 2,078名
運営:株式会社テスティー
姉妹サイト:調査メディア「TesTee Lab」
データ提供:フラーのデジタルノート
共同テーマ記事:「App Ape Lab 月次アプリ情勢報告」
*調査結果から、内容を転載/ご利用いただく場合は、「株式会社TesTee提供、それちょう調べ」の表記をお願いいたします。(SNSはリンクのみ転載可、その他は[それちょう公式Twitter]宛に、お問い合わせください!)