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脱プラスチックに貢献する紙製ファイルとは? 活用事例で深掘り
紙製ファイルは、企業や個人が環境に貢献できる具体的な方法として注目されています。
脱プラスチックが求められるなか、紙製ファイルは、その環境へのやさしさと経済性から利用が拡大。企業の社会貢献がますます注目されるなか、生保や銀行など、ファイルを多く使う業界でその導入が始まっています。既存のプラスチックと比較することで、特長や活用用途が見えてくるのではないでしょうか?
この記事では、エシカル製品について定評のある紙製品メーカー・山櫻が、紙製ファイルの特長を、事例を交えてわかりやすくお伝えします。
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紙製ファイルってなんですか?
ここからは、従来のプラスチックと比較しながら、紙製ファイルの特長についてご紹介します。
エコである
紙製ファイル、その最大のメリットは、廃棄する際の環境への負担が少ないことです。
日本では、2022年にプラスチック新法が施行され、プラスチックごみの削減とリサイクルの促進が推奨されています。そうした背景を踏まえて、紙という素材に注目が集まっているのです。紙は生分解性が高いため、使い終わった後の環境への影響が小さくてすみます。また、リサイクル率が高く、再利用が可能な点も魅力的です。
多様なデザインが楽しめる
紙製ファイルは、デザインの自由度が高いです。プラスチック製でもデザインは可能ですが、紙製であればフルカラー印刷はもちろんのこと、より細密な色や模様を安価に楽しむことができます。
もちろん企業ロゴや特定のメッセージを印刷すれば、イベントや展示会での配布物などプロモーションツールとしても活用できます。
また紙製なので、ファイルの上に鉛筆や水性ペンで文字を書くこともでき、のちほどご紹介する清水銀行のように、ユニークな活用が考えられます。
プラスチック製に比べて安価である
一般的に紙製品はプラスチックに比べてコストが低いため、紙製はコストパフォーマンスの良い選択と言えます。低コストで大量生産が可能なため、イベントなどで社外に配布するノベルティとしての活用はもちろんのこと、社内会議での資料配布にも適しています。
脱プラスチックに貢献できる
紙ファイルを使用することは、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを象徴する行動として評価されています。とくに、脱プラスチックへの取り組みをアピールすることは、企業や個人の社会的評価につながるといえるでしょう。
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紙製ファイルのデメリットは?
ここからは、反対に紙ファイルのデメリットについて見ていきましょう。
耐久性/耐水性がない
ファイルに限らず、紙製品の課題は耐水性や耐久性が低いことです。プラスチックに比べると、水に濡れると簡単に破損しますし、摩耗もしやすいです。
一般的に長期間の使用には向いていないとされています。
汚れがつきやすい
紙製は耐久性の問題とともに、プラ製品と比較すると、シミがつきやすい傾向があります。
ウェットティッシュなどで簡単に汚れを拭き取ることができるプラスチックに比べると、きれいな状態を保つのが難しいといえるでしょう。
中身が見えないものもある
透明なプラスチックファイルと違い、紙製は中身が見えないため、入っている書類を一目で確認することができません。これにより、使用時の利便性が下がる可能性があります。
ただし、現在では、半透明の紙製ファイルも製造されており、そうした商品を利用すれば、課題は改善されるでしょう。
紙製ファイルに関する企業の事例
ここからは、実際に紙ファイルを活用している企業の取り組み、事例についてご紹介しましょう。
2024年度中にプラスチック使用ゼロに 日本生命
保険業界大手である日本生命保険は、2024年度までにプラスチック製クリアファイルの使用をゼロにするという目標を掲げ、紙ファイルへの切り替えを進めています。
保険商品の提案書など大量の書類が必要不可欠な業界において、同社が過去に新規購入したプラスチックファイルは、1年で600万枚に上りました。この膨大な枚数を紙ファイルに移行することで、環境保護だけでなく、顧客や社会に対する責任を果たすことを目的としています。
中身が見える紙ファイルを有効活用 清水銀行
静岡県静岡市に拠点がある地方銀行・清水銀行も、提案書やレポートを入れるのに半透明の紙製ファイルを導入しています。当初は、中身が見えない紙ファイルを活用していましたが、営業の意見を受け、半透明のファイルへ移行。半透明ファイルには、同行のロゴが入っていて、プラスチックと比べても、遜色がありません。
また紙のファイルは、上から鉛筆で文字を書くことができます。同行では、イベント開催時に、子どもたちに紙製ファイルで塗り絵感覚を楽しんでもらう、といったユニークな使い方もしています。
リサイクル可能な紙製ファイルを提供 山櫻
代表取締役自らが、エシカル消費を推し進める「一般社団法人エシカル協会監事」をつとめ、環境に配慮した製品を数多く取り扱う力山櫻では、紙製ファイルの印刷サービスを提供しています。
山櫻が提供している紙製ファイルは、すべて古紙としてリサイクルが可能。
そのタイプは、紙の質によって薄口で片面半透明なものから、中身が見えないタイプと、さらに厚口でしっかりしたものまで用意されています。
企業で活用する場合は、会社名やロゴマークを100枚からの小ロットでフルカラー印刷できます。
「脱プラスチックに貢献する紙製ファイルとは?」まとめ
●紙製ファイルのメリットとは?
・環境にやさしい
・多様なデザインが楽しめる
・プラスチックに比べて安価
・脱プラスチックに貢献できる
●紙ファイルのデメリットは?
・耐久性がない
・中身が見えない
・汚れがつきやすい
●紙製ファイル、ユーザー事例
・日本生命では、社会的責任を踏まえて、提案書を紙製へ切り替え
・清水銀行では、中身が見える紙製ファイルを活用
・山櫻では、リサイクル可能な紙製ファイルを提供
SOREALでは、紙製ファイルの印刷サービスを提供しています。
詳しくは、こちら。