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賞状には何を書けばいい? 「書くこと」と「書かない」こと、文章作成のコツ
表彰状、感謝状、修了証書といった賞状は、特別な成績をおさめたり、功労者をたたえたりする書状です。
もらうとうれしい賞状には独自のルールがあり、賞状を作成するときにはちょっとしたコツが必要です。
この記事では、東京新富町の紙製品メーカー・山櫻が、賞状に書くこと3選、書かないこと3選を、わかりやすくお伝えします。
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賞状の種類と作成時のポイント
まずは、どんな賞状があるのか、その種類を整理しておきましょう。
表彰状
表彰状は、個人や団体が、目ざましい成果や功績を残したことを公式に称えるための書状です。
賞状の本文では、受賞者の具体的な功績や貢献を詳細に書いて、その成果の社会的な意義を強調します。
用途:業績・営業成績・皆勤
感謝状
感謝状は、個人や団体の善意や協力に対して、感謝や敬意を表わすための賞状です。
賞状の本文では、支援や協力、貢献に対して深い感謝の意を表すとともに、その行動による影響や価値を称えます。
用途:定年退職・永年勤続、地域功労、社会福祉
賞状
賞状は、競技会、コンテスト、学術的な試験などで優れた成績を収めた個人や団体に送られます。
賞状の本文では、ここでは、受賞者の達成レベル、技術、才能を具体的に認め、その業績を讃えます。
用途:スポーツ大会・コンクールなどの各種イベント、学術・文化活動など
修了証書
修了証書は、教育プログラムや研修、コースなどの完了を証明する文書です。
賞状の本文では、受講者の努力と学習成果を認め、その知識やスキルの習得を公式に認定します。
用途:セミナー・講座受講、大学院・専門学校の修了、保育園・幼稚園の卒園など
合格証書
合格証書は、試験、検定、認定などの特定の基準を満たしたことを証明する文書です。
賞状の本文では、個人の専門知識、技能、適性が一定の水準以上であることを公式に認めることを完結に記します。
用途:検定・資格試験など
賞状に書くこと3選
ここから、賞状に書くことを3つご紹介します。
①表題を書く
表題(表彰名)では、賞状の主旨を明確に示します。
表題によって、賞状の内容が一目でわかる効果があります。
例: 表彰状、感謝状、優秀賞
②主文を書く
賞状の主文では、受賞理由、具体的な成果、あるいは感謝の意を具体的に書きます。
主文には受賞者の業績を称えると同時に、その功績の社会的意義についても、端的に盛り込むことができると理想的です。
一般的には10行程度でまとめます。
・どのような理由で表彰/受賞/証明するのか
・その表彰/受賞/証明には、どんな社会的意義があるのか。
③結びの文を書く
結びの文言は、賞状全体を締めくくる一文です。
賞状の表題と対句となっている決まり文句を使うのが一般的です。
表彰状:「表彰します」「副賞を添えて表彰します」
感謝状:「感謝の意を表します」
賞状:「賞する」「賞します」
修了証書・合格証書:「証明します」「合格を証明します」
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賞状に書かないこと3選
ここからは、意外に知られていない賞状に書かないことを3つご紹介します。
①句読点は書かない
伝統的な慣習として、句読点(、)(。)を使用しません。
「句読点を使わない文章は古式ゆかしい印象を伝える」という考え方に基づくものです。
句読点に加えて、かっこ( )も使わないのが慣例となっています。
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②一字下げ(インデント)はしない
文頭は、頭揃えで、文字は一字下げはしません。
文頭を揃えることで、文書全体の統一感と読みやすさを保ちます。
![](https://assets.st-note.com/img/1708305241079-IoI1QURRMM.png)
③改行は、なるべくしない
文章の改行は、最小限に抑えます。原則として1回までとされています。
これは、賞状の内容を一目で把握しやすくするため、また、文書全体のフォーマルな外観を維持するためです。
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「賞状には何を書けばいい? 文章作成の5つのポイント」まとめ
賞状の作成には、表題、主文、結びの文に気を配ります。また、句読点や一字下げを避け、改行は最小限に抑えます。
これらのポイントを抑えるだけで、格式高い賞状を作成することができますよ。
山櫻のオンラインサービス、SOREALでは、オンラインで賞状を作成できるサービスを提供しています。目的にあわせた文章テンプレートをはじめ、用紙サイズ(A4/A3)、エシカルな用紙もご用意しています。
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