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フェイシャルのタッチングとアロマセラピー

ただいま表情筋機能再生フェイシェルトリートメントの受講者募集中です。

このトリートメントを考案したのは私です。そしてこの技術の協会「日本フェイシャルトリートメント協会」の理事長は私です。
そう、この技術について一番知っていて、一番宣伝しなくちゃいけない人は私です。。。協会員さんからは「藤原さん、お願いしますよ!」と、いつも叱咤されているのですが、
フェイシャルトリートメント。っていうと、美容効果を期待するセラピストさんが多くて、その度に「ちょっと違うの・・・」と、なんかゴメン。の気持ちになるので、ついつい後回しになっています。すみません。

でも、コロナ禍でいろんな講座がストップする中、割と途切れずにお問い合わせがある講座だったんです。

ちなみにどのような技術なのかというと・・・
日本フェイシャルトリートメント協会(JFTA)の設立にあたってこんなことを書いています。

JFTA設立のきっかけは、ある歯科医院におけるフェイシャルトリートメントの施術でした。 東京にある「入れ歯専門」として診療をされているその歯科医院では、義歯患者さん向けにフェイシャルトリートメントを実施しています。 目的は義歯を使用することで起こる顔の筋肉の変性(硬直や変位など)を元の状態に戻すこと。 その施術を受けた患者さんの顔貌や筋肉の弾力の劇的な変化を目の当たりにし、その成果に驚くと同時に、フェイシャルトリートメントの素晴らしい可能性を感じました。



それは、これまでリラクゼーションや美容が主であったフェイシャルトリートメントが、歯科や介護、 精神衛生などの様々な分野における「医療補助」としての役割を果たせる高い可能性を知った時でもあります。 その後、集中治療室(ICU)に入られている方や、脳外科等で筋肉を切開した後のリハビリなどにお役立てできる能性も示唆されています。



JFTAでは、解剖学・心理学・精神衛生学・病理学などの専門知識を持ち、「触るだけで筋肉の状態を理解できる」「触るだけで心のありようが理解できる」 高い施術技術をもつセラピストの育成・認定を行います。



そうして訓練されたセラピストに対し、「医療補助」という新たな役割・機会を提供すること。 医療機関に対し、セラピストを活用することで、治療を効率化する機会を提供すること。 そしてなにより、患者さんの生活の質の向上のお役に立ち、社会貢献することを目的としています。

<後略>

日本フェイシャルトリートメント協会HP より http://facial-treatment.net/about.html

そして、この技術は「アロマトリートメント」であることが大前提です。大前提すぎて、どこにも書いていないのが痛恨なんですが・・・
アロマトリートメントです。
このレッスンでは、当然のようにアロマセラピーを教えています。

最初の頃、この講座を受講される方は、圧倒的に歯科衛生士さんが多くて、精油やアロマセラピーを全く知らない人たちばかりでした。
それでも私は、精油があるだけで、クライアントとの距離感がグッと近づけるから!と、興味のなさそうな人たちにもグイグイ教えていました。


10年以上前ですが、協会立ち上げ当初、ある高齢者施設にお邪魔して、毎週義歯利用者さんを対象にフェイシャルトリートメントをさせていただきました。その結果を歯科医師学会で発表しました。(養成講座の中で発表資料をお見せしますね。この結果は、皆さん驚かれます!)

そこには認知症の方も数名いらっしゃり、他人に顔を触られることを拒絶するケースもありました。しかし、精油を選んだり、嗅いでもらうことで、信頼してもらえたり、笑顔になったりと、嬉しい変化がたくさんあったのです。これこそがアロマセラピーだ。と思ったものです。

そしてコラーゲン弾性が低下したり、皮膚が弱くなっている高齢者の皆さんにとって心地良く、さらに結果が出る施術として作っている内容です。非常にソフトなタッチです。こんなので良いの?と思われますが、ちゃんと表情筋にアプローチしているので、狙った結果は出ますよ。

なので、トリートメント前は「私みたいなおばあちゃん、顔のマッサージなんてしたってダメよ〜〜」なんて、照れて笑っていたのに、終わった顔を見て「あら!綺麗になった。もったいないからお出かけしようかしら」なんて、嬉しそうに笑ってくださるんです。

綺麗になる→出かける って、意識変容から行動変容です。それだけでも嬉しい。
そして、ある時、ある方のお部屋にトリートメントに伺ったら、ドレッサーに高級そうなスキンケア商品が一式並んでいたんです!
「すごいですね!」と、声をかけたら、とっても嬉しそうに笑って「そうなの!せっかく綺麗にしてもらえるからね。ちゃんとお手入れしなくちゃ。って思って、この前デパートに行った時に買ったのよ〜〜」と教えてくれました。


これが私が、このフェイシャルトリートメントで実現したいことなのです。
意識を変えることが行動を変え、行動を変えることが、人生を変えます。
私たちは、何歳になっても人生は変えられる。自分の望む人生に変えられる

これは偶然ではなくて、アロマセラピーとタッチングの融合だからできたことなんです。
精油を選ぶことで、自己重要感を得られます。自分で選ぶこと、選んだものが自分に及ぼす良い効果に満たされます。
タッチングという何気ない行為は、実は脳内では素晴らしいことが起こっていて、自己肯定感を上げ、幸福感を高めます。

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日本フェイシャルトリートメント協会では「QOL(生活の質)」と一言で括ってしまっていますが、最後まで自分の口で食べて、自分の言葉で語り、自分の足で歩ける人でありたい。それを実現することが表情筋機能再生フェイシャルトリートメントの目的です。
美容効果はその目的のための一つのプロセスです。綺麗になることはとても大事なんです。だけど、綺麗になることだけで終わっているわけではない。ということを知ってもらいたいので、なんだかいつも説明が面倒になってしまう。

私たちセラピストは、クライアントに何を提供できるだろう?って、いつも考えます。
それは、シンプルなリラクゼーションや、楽しみもあるけど、それは目的のためのプロセスで、その結果自分を大事にしたい。とか、自分はこのままで良いんだ。とか、自分には自分を幸せにする力があるんだ。ってことに気づいてもらえたら嬉しいな。と思って、日々施術やセッションを続けています。

そんな技術が身に付いたら、色々できるな〜〜。って思った人は、ぜひ7月から始まるこちらの講座をチェックしてください。
■日程
初回 7月23日(日)10時〜17時
2日目 8月5日(土)10時〜17時
3日目 8月22日(火)10時〜17時
4日目(試験) 9月2日(土)10時〜17時


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精油の翻訳家 藤原綾子
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