第58話:選択不能という選択肢の想定
昭和54年度に大学の入試に共通一次なるものが登場した。
当初はすぐに滅びるだろうとも言われたが、センター試験、共通テストと名を変え、私立大学も取り込み、形式も年々更新され、その度に受験生を混乱させながら生き残っているから大したものと言わなければならない。
制度がひとつあれば必ずメリット、デメリットがあるもので、全否定するわけでもないのだが、このテストのメリットとは大量の受験生の一括処理と、教育の中央集権化という受験生以外のメリットなのであろう。
悪口が過ぎると思われる方も