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方言って難しいですね

どうも、SORAHIKAです。

方言って難しい。
まだ私が関西で教員をしているときにの話で、九州の田舎から出てきた私には関西弁やそのイントネーションは新鮮で、人と会話をするのが本当に楽しくて、飲み会の席では全く知らない人ともよく雑談をしていました。(今もですが)
ただ、方言でも言葉自体が変化しているものもあれば、同音異義語のような言葉が出てきて「?」となることがあります。

当時パソコンを使って授業をしていたのですが、授業中に生徒が手を挙げて「せんせー」と私を呼んでいるので「どうした?分からないとこでもある?」と前の方から声をかけると、

「せんせー、パソコンがつぶれたー」と一言。

ん!?

「パソコンが潰れた!?」

ちょっとまって、まったく意味が分からない。

そして「パソコンが潰れた」ってそんな軽い感じで言う言葉じゃないし!

え?象でもいた?万力って技術室じゃなくてパソコン教室にもありましたっけ?

慌ててその生徒の席まで行ってパソコンを確認しましたが、当然パソコンは原形を留めていました。

「いや、つぶれてないじゃん!焦るわ!パソコンなんてそうそう潰れるもんじゃないし笑」と話すと、ちびまる子ちゃんのまるお君似の生徒が、

「いや、さっきまで潰れていましたよ」
メガネ、クイッ

ふぁ!?

さっきまで潰れていたとは!?

もう元に戻ったの?

潰れるだけでもミステリーなのにもう元に戻るって。
タイムふろしきってあるんですか?
ズバリ、無いでしょう!

1人状況が掴めず、この世界はちびまる子ちゃんなのかドラえもんなのか、もう何なのか分からず焦っていると、隣のまるお君が「さっきまでマウスがフリーズして動いてなかったです」と一言。

あー、「潰れる」=「壊れた」ということですね。

それは分かりません。

同じ言葉で違う意味は流石に勘弁してください。

先輩にもネクタイをいただいたのですが、「それ“サラ”やから」といわれ、何かの冗談かと思い笑いながら「じゃーこのネクタイにたこ焼きでも載せて食べますね」と言うと真顔で「お前ぶっ飛ばすぞ」と言われたこともありました(「さら」とは新品とか新しいという意味でした)

また私自身も方言を使うことがよくあり、生徒と一緒に教室掃除をしていときに「じゃーほうきで“はわいて”」と言ったところ「はわいてって何!?」と生徒がプチパニック。なんて伝えていいか分からず「だからほうきでこう“はわいて”ゴミを集めるんだよ!」とジェスチャーをして教えると「あー、“はく”ね!」と。
20数年まったく方言だと気づかず恥ずかしかったことを覚えています。

んー、方言って難しい。

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