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チェックアウトから3ヶ月

2月にチェックアウト(路線審査合格)して、3ヶ月がたった。このタイミングでフォローアップチェック(路線審査)が入り、ラインに出て変な方向にいってないかチェックされる。

同期の中には、最初の路線審査よりかなりリラックスしていて、楽勝だった、と言うやつもいたが、チェックはチェックだから気は抜けない。メモリーアイテム、リミテーションその他重要なルールを基本的なところから見直して、絶対に知っていなければならないことは暗記し、覚えきれないものはどこに書いてあるかを整理しておく。

チェックを完了するには、4セクターが必要で、実はこの日が最初のチェックだったのだが、目的地に霧が出て最初の便が3時間も遅れた。到着地では雁の群れがファイナルにいてゴーアラウンドしてさらに遅延。

そのため、最後の2セクターがキャンセルされてラインチェックもそのままキャンセルとなった。

次の日、ゴールドコーストにパックス(客室)移動し、ホテルに入って翌日ゴールドコーストから短い便を4本。試験の受け直しで4セクターかつチェックキャプテンの確保となり、メルボルンからの便が見つからなかったのだろう。

アウェーベースからのオペレーションはただでさえソワソワする。ルートは、初めて行くオーストラリアの首都キャンベラ往復便と、先日雁でゴーアラウンドしたニューキャッスル。キャンベラは丘の上にあって標高が高いと初めて知った。

一緒に飛んだゴールドコーストベースのキャプテンは元空軍パイロットで、C130ハーキュリーズから始まってF18に乗っていたという。戦闘機恋しくなる?って聞いたら、YESだけど、本当にもう一度やりたいかというとそうは思わないと言う。例えるなら、毎日シミュレータ訓練に行くようなプレッシャーを感じながらやっていて、たくさんの準備が必要だとも。

ラインチェックで聞かれたこと

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