今後のキャリアについて考えていること
今はターボプロップ機のFOとして飛んでいるけれど、いずれジェット機には乗ってみたい。
しかし、初めて飛行機に乗ってから10年以上が経ち、守るものが増え、実際にジェットで働いている人たちの話を聞くと、今までのように無邪気にジェットジェットと言えなくなってきた。
住む場所、家族の意向、給料の額、仕事自体の面白さ、そういったものを英語ではライフコミットメント(Life commitment:生活上重要な事柄)と呼ぶが、歳をとるにつれてこのライフコミットメントが増えてくる。ジェットには乗りたいが、どの機種に乗りたいか、はライフコミットメントの最後に来てしまった。
もっとも、給料の額は原則として乗っている飛行機の座席数に比例すると思って良いから、機種と給料はある程度リンクしている。そういう意味では、乗務機種はライフコミットメントの一つとして考えられなくもないが、それは学生の頃、純粋に「この機種に乗りたい」と思ったあの気持ちとは違うわけだ。
住む場所、家族の意向、給料の額、仕事自体の面白さ。それぞれのライフコミットメントについて、見ていこう。
住む場所
いただいたサポートは、日々の執筆に必要なコーヒー代に使わせていただき、100%作品に還元いたします。なにとぞ、応援のほどよろしくお願いします!