次男との出会い
長男との生活にも慣れてくると、この子の兄弟をと思うようになった。
お兄さんになる姿を見てみたい。そんな感じだったと思う。
そして、長男を産む前、女の子を育てる自分を想像していたので、もう一度その夢を!!ということもあった。
といっても、望んですぐにできるものではなく、なんだかなーとうい日々を過ごす。
その間に、私の大切な人が結婚をすることとなった。この人は、カードリーディングで天使からの声を伝えてくれるメッセンジャーである。神社でなく、お寺での結婚式。初めての経験だった。小雨の降る日だったが、それがまた厳かな雰囲気に合い、とても神秘的な会だった。
この時、カメラマンを頼まれていた。全くの素人の私だが、いっちょ前に一眼レフを持っていた。友人は素人でいいので、撮ってほしいと頼んでくれたため、引き受けた。
後日、写真のデータを渡しに行くと、その人からもう一つおめでたい話を頂いた。”赤ちゃんができた”と。すごい!!!
この友人とは、もし仮に子供ができたら、ママになっても一緒に子供を育てられたらね、なんて話していた。お互いの子供が顔を合わせるなんて、ステキだなーと、二人で想像していた。しかし、友人には来た赤ちゃんは私のところにはまだ来ておらず。まー、そんな夢のような話しはなかなか実現できないわな、と思った1か月後・・・
我が家にも”赤ちゃん”がやってきた。
これで、友人と、本当に妊婦生活、出産、育児とともに時間を共有できることとなった。
子供同士、お腹に入るタイミングを相談してたのでしょうか。
そんな、妊婦生活が始まり、4か月目、ぎっくり腰をやってしまう。そして、それは足の痛みも伴う激痛となり、坐骨神経痛ってやつになったのだと思う。
家で一人痛みに苦しみ、動くこともできない。救急車かと思ったが、何とか痛みの和らいだ瞬間に、タクシーを手配して近くの整形外科に。座ってられなかったので、処置室で横にならせてもらっていた。
しかし、妊婦という壁は大きく、レントゲンは取れない、先生はどうしよもできないと思ったのか、遠くの方からカーテン越しに顔を出し
「大丈夫?痛い?湿布いる?いやーコルセットにする?」
と旦那でも言えることを言ってくる。怒れるを通り越して面白かった。
しかし、全く痛みは引かない。痛すぎて動けない。そのため、この日、産婦人科にも行き、胎児に影響のない治療がないか聞いてみるが、湿布はあまり妊娠時には使えないと。骨盤が緩んでるからコルセットをつけるとか。くらいしかやってもらえず、再び痛いまま帰宅。
その後、約一週間、寝たきり。トイレに行くのも必死だった。1週間で痛みは少し収まるが、歩けない。仕事復帰できるまで3週間かかった。
この間、お腹の赤ちゃんは何事もなく元気に過ごしていた。まー、よかった。
仕事復帰して、しばらく、赤ちゃんの性別がわかるだろうかという時期。先生に聞いてみると、「あー、うん、男の子」
わお!!!そんなあっさり、はっきり、ありがとう。
男子かー、でしょうねー。そんな気はしてました。
男の子と聞いて、もう気張ることもなく過ごし、8か月ごろ。検診で先生が突然、
「あれ?女の子?」と
「え??」この10秒間、期待をしてしまった。
でもまて、先生はこの前ちゃんとものが付いているのが見えるって、言っていた。と思い、自ら
「いや、この前付いてるって言ってましたよ」と言うと
「あっ、ごめんごめん、あった」って。おい!!期待させんなよ、と面白かった。
予定日、6日前の朝、母親からまだ、出てくる気配はないのかと電話があった。まだ、出てこなくてもいいと思っていたので、まだだなーとなんの根拠もなく言っていた。
昼寝をしていると、なんだかお腹にじんわり痛みが、定期的に。あっつ、これは陣痛!!
タクシーを呼び急いで病院に。でも、一人目は病院到着から3日もかかったので、この子もその日に出てくるなんて思っておらず、のんびりしていると、助産師からは、はやく旦那さん呼んだ方がいいと。
そーかなーと思いつつ、一応電話して、仕事を終わらせてもらった。
するとそこからは、あれよあれよという間に、進み、夕方には無事に出てきた。
長男を見ると、泣いてはいないが、ずっと顔が引きつっていた。
出産に時間がかからなかったので、すぐに歩けたし、長男の時より母体は元気だった。
次男よこちらの世界へようこそ。
そして、始まる母乳タイム。授乳室に入って、行うが、奴は眠っていて飲まない。本能的に、においなどを感じると飲むなんて言われたりするけど、ちっとも起きない。仕方がないから、搾乳したものを哺乳瓶に入れて、無理やり飲んでもらう。
次の授乳。珍しく起きていた。チャンスと思い、おっぱいを口に持っていくと顔をそむける。
は?君は赤ちゃんよね?と思いつつ強引に口の中に。すると
オエー
とえずく、生後3日目の赤ちゃん。これまた、は?のママ。
なんじゃこの子、と思いつつ再び口の中に入れようとしたら、寝た。
いや、寝たふりか。急に眼を閉じて動こうとしない。
授乳室でこんな不思議なやり取りしてるの私だけですけど。。。
と入院中、母乳を飲んでもらうことにかなり苦労した。いまでは笑い話。
そんな彼は、さらに私をここから追い詰めてくる・・・