介護福祉士の本領発揮
突然ですが、私は介護福祉士です。
今回、父の側にいるため退職しましたが、それまでは十数年間働いてきました。だから母は、私がいると心強いと言ってくれていました。
ある日、そのことが看護師さんの耳に入ったようで、「娘さん、介護やってたんですって?それなら、お父さんに食べさせてもらっても大丈夫?なんなら、その後の口腔ケアも」
おいおい、急に!?まぁいいけど。もし誤嚥させても怖いからと看護師さんにお任せしていたけど、やっていいというならやりましょう。たしかに忙しい看護師さんに時間を取らせてしまうのは申し訳ないと数日思っていました。
というわけで私が父の経口摂取と、口腔ケア担当になりました。平成30年11月の事です。
父が飽きないように、お店に行っては色々なプリンやゼリーを探しました。飲み物も、軽くとろみをつけて元気な頃に好きだったものを見つけてきました。
その日によってモードが違ってしまうのが問題で、スムーズに食べる日と全く口を開けない日がありました。しかしながら、むせ込んだりすることもなく無事に経口摂取ができていました。
看護師さんが様子を見て「やっぱり娘さんがやってくれてると、全然表情が違うねー!嬉しそう!」と言います。正直違いは分からなかったのですが、私は自分の資格がこういう形で生かされて、すごく良かったなーと思っていました。そして、介護の専門学校に行かせてくれた両親に感謝の気持ちを持ちました。
食べさせることよりも、その後の口腔ケアがもっと苦労しましたが、その時の話は次回記したいと思います。