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【連載小説】ぼくは、なつやすみの『すきま』に入った。

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※「水の中の時計」から、改題しました。 川底に沈む石の力で、時が止まった。 夏休みに家族で川遊び、というありふれた一日。 しかし五年生の冬里とうりにとって、それは木陰のまだら…
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記事一覧

【連載小説】ぼくは、なつやすみの『すきま』に入った。(第5章)…最終章

「まあ、ないもんはしょうがねえな。見つけりゃいいんだからさ」 一郎が何でもないことのよう…

倉田そら
2年前
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【連載小説】ぼくは、なつやすみの『すきま』に入った。(第4章)

「わあ…」 薄暗い洞窟にいきなり入ったので、最初は目が慣れなかったが、見えてくると僕は驚…

倉田そら
2年前
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【連載小説】ぼくは、なつやすみの『すきま』に入った。 (第3章)

川の水は、さっきみたいに押し流されるような感触はない。ただ、足元だけひんやり寒い場所を歩…

倉田そら
2年前
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【連載小説】ぼくは、なつやすみの『すきま』に入った。(第2章)

「おにいちゃーん!!おにいちゃんってばーー!!」 そのとき、夏乃の声がして、浅い川をよろ…

倉田そら
2年前
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【連載小説】ぼくは、なつやすみの『すきま』に入った。 (第1章) ※「水の中の時計…

あらすじ 【川底に沈む石の力で、自分以外の人々の時が止まった。 夏休みに家族で川遊び、とい…

倉田そら
2年前
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