見出し画像

食の風景「食べたいなら作る」

餃子が食べたいな――作るか。

という訳で急遽冷凍の買い置きミンチを解凍している間に、寒風吹き付ける中スーパーへ出掛けて餃子の皮を買って参りました。
スーパーを回りながら、ふと思い出してパンコーナーへ行くと、ずっと探していた限定のメロンパンを遂に発見しまして、思わず「あぁ」と声が出ました。近所にスーパーはいくつかありますが、そこは普段あまり利用しないお店だったのです。棚の一番上にあったラスト一個、もう食べられないのかなと諦めていたので、出会えて幸せ。恭しく手に取って、買い物かごへ入れました。

販売地域も販売期間も限定の、能登の塩を使ったメロンパンです。間に挟んであるクリームに能登の塩が入っています。うん、たしかに、美味しい塩味が絶妙なアクセントになっていました。色んな思いを馳せながら――ごちそうさまでした!!おいしかった

さて、本題に戻ります。と言っても、以前この食の風景シリーズで「餃子」をお届けしておりますので、今回は食べたくなったから作ったよ~という、ただの世間話にございます。

同時進行で土鍋で米三合を炊き、牛肉のスープを作っておりまして、カメラを合間合間に構える手が足りません。しかし料理のお話をするのに写真が一枚も無いのもどうだい??と思い、顔出した妹にスマホで数枚撮って貰いました。

妹のカメラだと発色が良い。アプリっていったかしら・・

今日のタネーーミンチに白菜のみじん切り、刻んだ生姜、だしの素、塩、胡椒。ミンチはいつも豚肉のミンチですが、もしかしてこれは合挽だったかも・・・よく見ないで封を開けてしまった。まあ、どっちでもいいんだ、美味しければなんでもいいんです。

載せます
包みます

私は左手に皮を載せて右手でひだを作ります。

包みました

徳用の皮、50枚入り。そんなに作れるかなと思いながら一つずつ、淡々と包むことしばし・・・

なんと、きれいに50個、タネも皮も余らせないで済みました。
鉄のフライパンへ油を引き、よく熱して、餃子を並べ次々焼いて行きます。


水を入れると蒸気がじゅわっ

餃子が三分の一浸かる位の水を加えて蓋をします。最初は強火ですが、蓋をしたら中火より少し弱い位が良いかなと思います。焦げ付き防止です。

焼けた

出来ました。蓋をしてしっかり蒸し焼きにしているので、片面焼きです。とても久しぶりに作りましたが、小ぶりで焼きやすかったこともあって、皮パリ!中ふわっ♪ な美味しい餃子ができました。よかった

「いただきます」

炊き立てご飯と餃子の相性は抜群ですね。お茶碗から立ち昇る炊き立てご飯の湯気、食欲をそそります。

今の生活スタイルになってから、きちんとご飯を作る回数がすっかり減ってしまった私ですが、作るなら、美味しいものをーーと思います。

今年のお正月のおせちは、食べたいものをちょっと作っただけ、見栄えよく盛り付けるなんて立派なものではありませんでした。年越しそばの御出汁とぜんざいは作りました。そばだしは翌朝からお雑煮の御出汁にもなりますから、やっぱり外せません。なにしろお餅が大好物なので。

無理なく、できることを、できるときにやってみる。

これが最近の私の、気負わないお台所スタイルです。それで美味しい物が出来上がったら、やっぱり嬉しいです。

「食べることは生きること」

今朝風呂場で思い出した言葉です。それで、ああ今日はちゃんとご飯を作ろう、そうだ餃子が食べたいと、思ったんです。

「ごちそうさまでした」


                       料理と文と写真・いち

※一部の写真は妹による撮影




いいなと思ったら応援しよう!

いち
お読み頂きありがとうございます。「あなたに届け物語」お楽しみ頂けたなら幸いにございます。

この記事が参加している募集