鼻毛じゃないんだよ、神なんだよ
私の敬愛する先生のおはなし。
かいつまんで言うと、とある宗教の法王に謁見した友人からその法王の鼻毛をもらった先生が、それを知り合いの研究者に見せたら、ペッと手のひらに出して、パクッと一口に食べられてしまった、という話だった。
途中までフンフンと聞いていて、”食べられた”のくだりでつい、「鼻毛をですか?」と聞き返したら、「鼻毛じゃないんだよ、神なんだよ」と言われて、大いにたじろいだ。
・・・ハナゲジャナインダヨ、カミナンダヨ。
それ以上でも、それ以下でもないけれど、信心の凄みを感じる、というおはなし。
※ ちなみに、先生もわたしも特定の信仰をもたない人間で、真偽のほどは分かりませんが、法王の身体の一部だったものを食むことによって聖なるものにあやかるという聖遺物崇敬のような意味合いがあるそうです。
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