飛び降り自殺未遂レポ⑨

ただでさえ生きづらい、生きていけないと感じていたから自殺を決行したのに。
その上後遺症が残るような大怪我まで負ってしまった。

もっとキレイにくたばるはずだったのに。
飛び降りなければよかった。

みんなに迷惑だけをかけた。

頻繁に、看護師さんにそんなことを愚痴った。

すると、「それはまだ何かしなければいけない役割があるからだよ」と助言をもらえた。

看護師さんは優しかった。

集中治療室に比べて、一般の病棟は自然光が差し込んでいた。
それだけでずいぶん気分が明るくなった。

毎日の患部のガーゼ交換が苦痛だった。
手術をした右腕の痛みはすぐには引かなかった。

集中治療室にいた時は一睡もできない夜もよくあった。部屋が移ってからは比較的眠れるようになった。

残すは左腿の皮膚を左腕に移植する手術だけ。そう思うと気持ちも軽くなった。

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