強迫性障害と自殺願望②
死のうと思った。
これから先の人生、この強迫性障害が改善する事はきっとない。
そんな苦しい人生はごめんだ。
生まれて初めて、
「希望が途絶える」
という感覚を脳と肌で感じた。
数日後には、人生で最初のメンタルクリニックの受診予約がしてある。
どの道自殺するにしても、一度も精神科を受診しないまま死ぬのは、なんだかもったいない。
その日までは生きよう。
その日が終わったら、死のう。
「死ぬ」と腹を決めると、気持ちが格段に楽になったのを感じた。
もう苦しむ必要も、考える必要もなくなる。
大学2年生の夏、初めての希死念慮。