#2 恋と愛の線引き。＝5

皆さんは恋してますか？誰かを愛せていますか？恋愛は心だけでなく、その人の見た目も美しくキラキラと輝かせてくれますね。頬を染め、心を染める。男女問わず美しいものです。

恋とか愛を真面目に語る系男子(30代)大丈夫ですか？
すこし僕はこの記事を書いていて照れくさくもなりますが、突き抜けていきましょう。

僕は恋愛のアドバイスなんてできません。今回は、恋愛について個人の価値観でずらずらと書いていきたい思います。みなさんも、自分自身の恋愛の価値観と比べて読んでみてくださいね。「#3弾き語り自転車日本一周の記憶①」は少し堅苦しかったので少し肩の力を抜いて書いていきますね。

水平線、空と海の境界線。

漢字の「恋」は「心」が下についてるから下心。「愛」は「心」が真ん中にあるから深い。なんて話、皆さんも一度は聞いた事あると思います。それも一つの線引きと言えるかもしれません。一方通行なのは恋。お互いを想い合えるのは愛。そんな話もよく耳にします。恋と愛の線引きって難しいですよね。

僕は思うんです。恋と愛の線引きは有るようで無い。無いようで有る。ものすごく曖昧なものだと思います。

曖昧なものに対して人は、疑いの目を向けてしまいがちです。白か黒かハッキリさせたい。自分の答えと相手の答えとを照らし合わせ、合致する事で愛を実感し自覚する。

それも線を引く一つの手段であり、愛を育む為に必要な、大切な形式です。

皆さんは水平線をジーっと見たことがありますか？パッと見ると海と空はハッキリと区別できますがその境界線をよく見てみると、どこが海でどこが空なのかぼやけています。恋愛にも同じ様な事が言える気がします。恋が空で、愛が海。反対に、愛が空で、恋が海かもしれません。

その境界線はいつだって曖昧です。

恋愛の自覚。

僕が恋愛を自覚したのは中学2年生の時でした。小学生の頃は同級生の中に可愛いと思っていた女の子はもちろんいましたが、恋という存在をまだ理解、自覚できてなかったので、自分の初恋は、恋を自覚できた中学2年だと思っています。相手は8歳年上の教育実習生。男の子の憧れです。「お姉さん」というワードに男は皆ときめくものです。めちゃくちゃ好きになってしまって、とにかくその先生と繋がっている事が本当に嬉しくて、文通を長い事続けていました。ちゃんと返事をくれるもんだから、どんどん恋に落ちていくんです。所謂「ぞっこん」というやつですね。

出てくる言葉がちょくちょく古くてすいません。(笑)

とにかく自分の気持ちを伝えたくて、受け入れてもらいたくて、毎日先生の事を考えていたのを覚えています。イケナイですね～。イケナイ恋です。ませガキです。
しかし、僕が高校生になり、新しい出会いや環境が生まれ、PHSを持ち始めた頃から徐々に疎遠になってしまいました。僕自身、切り替えも早かったですよ。やはり若かったんですね。でも時々、東京の街中をあるいてると先生が使っていた香水の香りと偶然鉢合わせる事が何度もありました。別に先生を求めてないけど思い出すのは、一体なんのせいでしょうか。誰か教えて下さい。

片思いは愛情。

恋は盲目という言葉があります。中学生の頃の僕の様に、好きな人に夢中になり冷静さを失ってしまうという意味です。大人になっても制御できずに恋に突っ走る方も沢山いるとは思いますので一概にはいえませんが、昔と比べて、冷静さを失ってしまう様な事は減った人が多いのではないでしょうか。

言わずもがなですが前提として、どんなに相手を想っていても、一方的に感情を押し付けたり、相手の気持ちを考えずに行動を起こしてしまうことは愛情ではありません。ましてや恋愛とは呼べません。それは単なる迷惑行為なので注意しましょう。

冷静さを携えた片想いは愛だと僕は思っています。良くも悪くも、好きになってしまった相手の事を考えすぎてしまい、一歩踏み出す事に躊躇してしまう…そんな経験ありませんか？年齢を重ねていく度に「こんな私なんて」「あの人の隣に並ぶ事なんて」と自己評価を低くしてしまうなんていう人も多いと思うんです。
相手の事を想った結果であれ、自信のなさであれ、触れたい気持ちや衝動を制御することはとても辛い事です。もし願いが叶うのなら一緒にいたい。そう思うのは当たり前の事です。でも、想いを寄せたもの同士が一つになることだけが絶対の愛とは言えません。一つになることで破綻する愛も世の中にはたくさんありますよね。

それでもみんな形を欲しがってしまうんです。形がある事で安心できる。前述したように、答え合わせをする事で自覚をしたい。恋人、結婚、一つの「形」になる事で、愛という見えない存在を証明したいんだと思います。

形にならなくても、例え一方通行な想いであっても、駆け出したい衝動や本能を理性で抑え相手を想える。だけどせめて、その人の前だけでは輝いていたい。綺麗でいたい。その手に触れたい欲求をグッと心に押し込めて、想いが強くなればなるほどに、傷つくだけだと分かっているのはずなのに「あなたがいてくれたらそれだけでいい」と思えてしまうほどの強い強い片思い。

それはもはや、恋という境界線を越えた一つの愛ではないでしょうか。

恋と愛の線引き。

恋と愛の線引きは有るようで無い。無いようで有る。ものすごく曖昧なものです。曖昧なものに対して人間は疑いの目を向けてしまいがちです。

白か黒かハッキリさせたい。自分の答えと相手の答えとを照らし合わせ、合致する事で恋と愛の線引きの答えを求めてしまう。

その線引きは、曖昧なままでいいと思います。曖昧だからこそ、自分の中に答えを持ちづけられる。答えはその時々で違ってもいいんです。相手によって変わってもいいんです。元も子もない話になってしまいますが、もしかしたら、線引き自体必要ないのかもしれません。

皆さんは水平線をジーっと見たことがありますか？パッと見ると海と空はハッキリと区別できますがその境界線をよく見てみると、どこが海でどこが空なのかぼやけています。恋愛にも同じ様な事が言える気がします。恋が空で、愛が海。反対に、愛が空で、恋が海かもしれません。

そのぼやけた箇所は白黒ハッキリしてるでしょうか。境界線はいつだって曖昧です。けれど曖昧は存在し、独立してそこにあるものです。

そして僕たちの心に常に寄り添っているものだと思います。見えない力の代表として「恋」「愛」は非常にわかりやすく存在し、想いは混同します。誰かを想いやる気持ち、それは目に見えないもの。けれど確かに僕の心にも、あなたの心にも存在している曖昧なものなんですよ。

あなたの、恋と愛の線引きは？

『明日という日があなたにとって素敵な一日になりますように。』

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