わたしと鬱 8/1
心に中ぐらいの円で深くて深くて底なしの真っ暗の闇が潜んでいて、いつもは大体、避けて通れるんだけど、ふと覗きたくなる時がある。
1度覗くと終わり。もう、穴から目が離すタイミングが分からなくなるんだ。
どんどんどんどん視界が狭まって暗黒しか見えなくなる。底なし穴に充てられて呼吸もしずらい。
次第に自分が分からなくなる 認識できなくなる。
みえない みえない みえない みえない
何も見えない
首を回して目を背ければいいのに絶対に背けては行けないという強迫観念が働く
いつ目を離せばいい 助けて 助けて吸い込まれる
穴は何も映さない
私も 心も 欲も 大切な人も
何も映さない まるで初めから何も存在していなかったかのように。
すると心がギュゥッと締め付けられたような苦しさが襲う。
もう駄目だ。
次に心に重りをつけられたような感覚になる。
重たい
体も重たい動けない
お腹もすかない 。
ただかわいた喉が焦燥感を肥大させる。
頭にいる何かが語りかけてくる。
(お前はダメだ ダメな奴)だってのが脳内に響くんだ。
心も体も重たい。動けない。逃げられなくてタダうつ伏せになって耐える。
とうとう耐えられなくなると、傍にある枕を投げる。櫛、ヘアピンを投げる 鞄をわざと、思いっきり音を立てて投げ落とす。
ボールペンをぎゅっと握りしめて紙に穴があくほどの筆圧でガギーッギーッと線を引く。ボールペンが割れるまで齧る。パキって割れてもまだ噛み続ける。バネがびゃんと飛び出る。
耐えられない。耐えられないんだ。
精神科の薬は精神を蝕む。私を全否定してくるようで気分が悪い。嫌いだ。
放射線治療でのうつ治療はしているが効果にムラはあるし、数ヶ月に一度襲うこの耐えきれない黒には太刀打ち出来るほどの効果は無い。
生まれつきなのか、体質なのか、幼少期を引きずっているのか今となっては歳をとりすぎて原因など分からない。
ただ最近、ふと地に足が着かずガラス板の上を歩いている気分になったり 街を歩いていて看板の文字が目に入ると、急に何故自分が字が読めるのか分からなくなって文字って何!?という戸惑いから文字が浮いたように見えたり。
お医者さんには それは離人症と言ったりもしますねえ
と言われた。
いい加減にして欲しい。わたしの心はどうなってるんだ。
1度自分の心を探検しに行きたい。きっと油まみれのドロドロで酷い悪臭がするんだろう。
きっと住人は人の話を聞かないやつばっかりだな。それで休日は映画館に行くんだけど、放映しているのはスプラッター映画だけ。
最高のラブシーンで男女がキスするの。でもキス中に男の方の頭がBOMしちゃう。 それが最高に今流行ってるんだ。
そんな今日は(大霊界)を母に勧められて見た。
YouTubeで見れるよ。
それでわかっちゃったね。
地球って地獄なんだって
だってよ、地球と地獄 1文字違いだよ?
地球。ちのたま
地獄。ちのごく。 牢獄
はい
地球ってつまり、玉の形をした牢獄だったんだね。あちゃー。
だってさ、天国っていう文字があるなら。
ここは地国もしくは地界が妥当じゃない?
何故、地球という?地獄と明かすのはあまりにも無常だと思ったからじゃないか?だから濁したんだ。地球って。
そりゃデフォルトでしんどい訳で。私何も可笑しくなかった。
辛い しんどい が当たり前なんだよ!!!だって囚人に楽しい思いして欲しい?して欲しくないよね?
苦しんで欲しいから、ある程度死なないようにする。
ちょっとした幸や楽しい を提供する。
この肉がある限り永遠に解放されない事に気づいてしまった。
心は素直でたましいは全て記憶している。
だから苦しいのは、天国がとてもとても楽 なのを知っているから。戻りたがるんだ。
でも肉がそれを許さない。
そう仮定するとだ、途中で見るのを辞めた (不滅のあなたへ)という漫画が凄くよくわかる気がして。今から見てこようと思う。
当時は理解できなかった 敵ポジの(ノッカー)が人を殺すのが解放だと信じて疑わず殺戮を繰り返す理由がわかる気がした。