
Photo by
keygoro_14717
桃色の店
🎞️『The Shop Around the Corner』
1940
(日本語タイトル「桃色の店」)
監督:Ernst Lubitsch
🎀
ハンガリー・ブタペストにの街角にある雑貨店に、クララという娘が雇ってもらいたいとやってきた。主任のクラリックは店員が多すぎる事を理由に独断で断るが、クララは店主のマトチェックに巧みに取り入って雇ってもらう。その頃、クラリックは新聞広告で見た見ず知らずの女性と文通していた。クラリックはいつか彼女と会うことを希望していたが、ためらいながら文通を続けていた。…クリスマスも近いある日、クラリックは突然理由も告げられずにクビになってしまう…。
📽️
監督:《エルンスト・ルビッチ》
「私の大好きな映画の神様です」淀川長治
1892年ドイツ・ベルリン生まれ。16歳時に喜劇俳優に弟子入りする。1913年に映画界からその「典型的なユダヤ人」の要望を買われ、コメディアンとして勧誘される。その後、短編映画で監督デビュー。女優のメアリー・ビックフォードの希望により渡米し、「ロジタ」でハリウッド進出。「極楽特急」「生活の設計」などの名作を撮る。1947年心臓発作で死去。
🖋️
観客の想像力をかき立てる演出、軽妙洒脱な会話、女性のパワフルな描写などによって特徴づけられる作劇スタイルは“ルビッチ・タッチ“と呼ばれ、後続の監督たちに多大なる影響を与えてきた。「アパートの鍵貸します」などで知られるビリー・ワイルダーが書斎に「How would Lubitsch have bone it?」と書かれた紙を貼っていたというのは有名な話。小津安二郎もルビッチに感化された作品を残している。