12、廻り廻る巻頭歌
99匹のうちの1匹
たとえ爆発が起こったって、私の好きは止められない。寧ろ、私、好きが現れた時に、頭から足の先まで、爆発する。
だいすき の大渋滞
心地よい音と、栄養となるビジュアルさえあれば、突き抜けた“生”の先にある“死”を、それらは私に与えてくれた。
追いかけてくる朝を諦めたのも、
夜は意外と長いことも、
無限の世界を垣間見たのも、
まだ、成長途中だと思い出したからだ。
さみしさが一生付き纏うこと。
現実的でネガティブなきみは早く捨ててしまいたかった。もっと、単純に、僕も、私も、きみも、同じだと理解すべきなのだ。ホントは皆。
新しいことなど、実はちっぽけしかなくて、掛け合わせのキメラを生み出すことでしか「新鮮さ」を描くことはできない。
睡魔は最高の薬。
アルコールに呑まれた時ほど、人は一線の先を覗き見る。
大丈夫。
きみがまだここにいること、僕がまだ死んでいないということ、助けを求めた誰かを見捨てたあの日のスクリーンみたいな、生を、ただ実感していた。夜空の下で。
天井は、まだ未修繕。