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29. 昨日も明日も変わらない

 99匹のうちの1匹


ずっと、
ゆめの延長のような、気がしている。


冬。

人生のBGMはamazarashiの「この街で生きている」みたいで、
夜の裂け目に出会ったら、
君を受け入れる愛を設けたい。

さみしさを感じることなんて、本当はなくて、隣の芝生の青さだけを感じる生活は、もう捨てて仕舞えば、明日、僕はもっといきやすいはずだ、と思っている。 


底のわからない気持ち悪さが、いつだって這い寄っている。
あなたはそれを受け入れていて、
僕はそれを超えたいのだ。

たった数百字を、カミサマみたいに崇めるのは、もう終わりにしよう。



吊橋の霧が晴れたら
明日、見えた底で焚き火がしたい。

ハッピーバースデーをうたって。