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25. 無限の明日の一部

 99匹のうちの1匹


無限に明日が来る。

そう考えると
頭の毛細血管の末端から
 足の指先の爪まで
熱が溜まって
  溜まったまま
からだが冷たくなってくのを
ベッドの淵で首を掴まれながら思う

ふっとうする珈琲を飲んで
臆病を噛み砕く
今年という区切りを
つけられてしまったこの日

無限に明日が来る。
ただ、ここで息を吐くだけ。