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「ニューワールド 凪良ゆうの世界」を読んで

「ニューワールド 凪良ゆうの世界」 


「担当してくれる人の個性に合わせて小説を考える」と書かれてあって驚いた

そんなふうに物語を考えられるなんて
フィールドが広すぎる!!

担当編集者座談会では

凪良さんの意外な一面が語られていたり
凪良さんが愛されていることが伝わってきたりで、楽しくてなんだかほっこり


●ポプラ社 わたしの美しい庭

●東京創元社 流浪の月

●徳間書店 美しい彼

●講談社  汝、星のごとく 星を編む

●中央公論新社 滅びの前のジャングリラ


わたしの美しい庭 では
最初縁切り神社の設定はなかったこと

汝、星のごとくでは担当編集者さんがロマンチックおじさんで昔の恋人の話をしたことが作品づくりにも影響したことなど、

自分が読んだことのある小説についての部分では、新しい発見があって
とても面白かった


逆に
まだ読めていない小説
「神様のビオトープ」
「滅びの前のジャングリラ」
もあるので
それらを読んでから、またこの座談会録を読み直すと楽しそうだなぁと感じた。


凪良さんは、町田そのこさんの作風とよく似ていると言われるそうだ。
確かに、優しい雰囲気や人間味の描写の仕方が似ているなぁと思った。

凪良さんは
「町田さんの小説には私の小説とは違う優しいまなざしと、強く人を信じる心があります。」と断言していて、なんだかかっこいいなぁと思った。

山本文緒さんとも対談されていて、
それは山本さんの病気が発覚する前の対談で
読んでいて涙が溢れてきた。