飛行機雲(ラモス)

人生、哲学、生き方に興味があります。 #日常 #人生

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最近の記事

今日の哲学➀:実存は本質に先立つ

どうもこんばんは、ラモスです。 今日は私の好きな言葉について語っていきたいなと思います。今回は特に構成も考えてないので、短めです。「実存は本質に先立つ」、この言葉皆さん知ってますか?かの有名な、実存主義の代表的な論者の一人であるサルトルが言った言葉なんですけど、簡単に言えば、「人間は生まれながらに本質(=生きる目的)を持っているのではない、本質(=生きる目的)がある前に、実存(=存在)がある」ということです。日本のことわざで「トンビが鷹を生む」っていうものもありますね。これも

    • 文系大学院生研究日記①:研究と登山

       どうもこんにちは、ラモスたくやです。日々研究に打ち込んでいる文系大学院生(D2)です。今日は研究という営為がどれほど過酷なものなのか論じていきたい。大学院修士課程から、博士課程まで、計3年半研究活動を行ってきた。その中で、研究というものは限りなく山登りに近いものだと感じている。研究者の未知の事実を解き明かす行為は、登山家がいまだ誰も登ったことがない高い山に登る行為に等しいのではないか。登山をそこまで経験したこともない自分が登山家を語るのはおこがましいが、そう思うのだ。 1

      • リニア

        ファミレスは喧騒に満ちている。 老若男女問わず、様々な人間がそこには存在する。 自分の隣の席には仲のよさそうな、おばあちゃんと孫がいる。 孫がおぼつかない言葉で一生懸命話しているのに対して、おばあちゃんは「うん、うん」と耳を傾けているのだ。 自分と祖父母もこのような関係だったのかなあと、朝から酷く感傷的な気分にもなる。世代を超えた繋がりには愛を感じるし、その光景はいつまでも観てられる。 孫と祖父母、各々が各々に対して抱く思いは違う。 私は祖父母にとっての未来であるし、祖父母は

        • 終焉とアンビバレント

          どうもお久しぶりです。ラモスです。 日々の論文執筆作業・学内業務に追われNOTEを書く余裕がなく、いつの間にか半年近くも更新が滞ってしまいました。筆が進まないのは、単純にNOTEを書く時間が取れなかったというよりも、日々の喧騒の中で生活の中の小さな気づきに対して鈍感になっているためだと思います。遅筆をお許しください。そんな中でも、様々なイニシエーションに際して、自身の感情の動きを多少は感じます。今回は「終焉とアンビバレント」と題して、様々な終焉とそれに対する感情の揺れ動きに

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        • 文系大学院生研究日記
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        • 今日の作品(映画・漫画・本)
          2本
        • 今日の哲学
          1本

        記事

          限界大学院生の恋愛について

          どうもお久しぶりです。ラモスです。 どうでもいいかもしれませんが、恋愛について語っていこうかなと思います。 0.恋愛が必要な人・不必要な人 そもそも、人生において恋愛は必要なのかという問いがある。例えば、生涯未婚率・未恋率も年々増加傾向にある。私の友人でも人生で人を好きになったことがないという人はごまんといるのだ。そういった友人に共通する点はどこにあるのか私なりの考察をすると、「恋愛をする」という経験をしていない人が圧倒的に多い気がする。つまり恋は落ちるものではなく、自身が

          限界大学院生の恋愛について

          やる気について、やる気がない人が語ってみた。

          こんにちは飛行機雲です。 今日はやる気について考えていこうと思う。 というのも、今自分がやる気が出ないからである。研究者(卵)という職業、特に文系の研究者に限っては、基本的に作業を行う上で、時間的・空間的制約がなく、自由裁量制が採られることが多い。そのため、自己管理が最も重要なタスクといっても過言ではないだろう。ある一定の期限までに、何かを計画的に行うということの難しさをこの年齢になっても感じているのである。 0.原体験  やる気がないならやめてしまえ。そんなことを思う

          やる気について、やる気がない人が語ってみた。

          cafeにて

          カフェは人々の喧騒に満ちている。 頭の中はカオスだが、キーボードを前にすると自然と手が動く。 先月は怒涛だった。その、生活からの反動か、ここ数日は、何をするにも、やる気が起きない。こんな時ほど、サブカル的な映画は心に刺さる。世俗から離れた人生に魅力を感じる。 それは、現実に対して、悲観的であることからきているのかもしれない。自分には何もない。研究活動と真摯に向き合い、締め切りに追われる中で、欠乏感、焦燥感に襲われ、全てがどうでもよくなっている。1つ1つ成長するしかないのだ

          恋愛=自己充足 結婚=?

          皆さんこんばんはラモスたくやです。 今日は、恋愛と結婚の目標概念について考察したい。 まず初めに、恋愛についてだが、恋愛は自己充足のために行うと考えられる。人生は自己満足だ、それゆえ、恋愛は人生において従属関係にある。すべては人生の満足感に繋がるものであるとも言えるだろう。一方で、結婚は自己充足的な側面をもつものの、社会的な契約を交わす上で責任という言葉も付属することになるだろう。先述したが、人生の満足度につながる行為としての結婚であり、恋愛である。しかし、そこに、結婚によ

          恋愛=自己充足 結婚=?

          人間関係における情と合理性

          どうもこんばんはラモスたくやです。 今日は、人生の永久命題である人付き合いに関して、今日の私が思う人付き合いの内実に触れたい。 人付き合いとは何か? そもそもここから考える必要がある。大きくかかわる人間は、家族、友人、恋人、所属する集団の上司、部下、同僚などだろうか。 人間は、なぜ人と付き合うのか、その根源的理由は、マズローの心理学における五大欲求に依拠すると、社会的欲求、承認欲求などに当たるだろうか。人を人たらしめるためには社会に属する必要があり、社会に属するためには、

          人間関係における情と合理性

          一貫性を見いだすのが人間の習性、一貫性がないのも人間の習性

          人間は何かに対して一貫性や法則、傾向を見出すのが得意だと思う。それは、自身の理解の促進、情報の整理を行う上で重要なスキルだ。全てに対して多様性を認識することは不可能で、自分の認識の中で分類分けをしていく必要があるのだ。そうでなければ、頭の中は常にカオスになる。 その人間の特徴はいわば自然現象的で、不可避なものだということはわかっていたが、大学生くらいまではそれに対して憤りを感じていた。人間という多種多様な側面を持つ生物を一つの側面で測ることは不可能で、他者から見た安直な憶測

          一貫性を見いだすのが人間の習性、一貫性がないのも人間の習性

          私の嫌う偽物とは

          わたしは偽物が嫌いだ。 偽物とはなにか、それは本物の模倣品である。模倣は本質を伴わない。つまり、偽物は、表面上に鍍金が張り巡らされたゴミクズだ。 世の中には偽物が多いと思う。 偽物であるということを認識して、偽物をすることはまだいい。ただ、自分でも偽物であるということを認識せずして、その状態にあるということは不憫でならない。その手の偽物は最も忌まわしき存在であり、存在するということに対して、壮大な勘違いをしていると思う。  自分はそうはならないことを願うし、細心の注意を払

          私の嫌う偽物とは

          今日の作品②:僕たちはみんな大人になれなかった(映画)

          雰囲気がレトロで90年代をうまく表した映画 常に世の中の普通を忌避する登場人物が存在し、いわゆる普通から遠ざかる姿がみえた。 過去には普通であることを美徳としていた主人公が彼女にであったことで、普通に対する嫌悪感を抱くことになる。それは、別れた後の姿で顕著に描かれており、その人の人格が過去に関わった人の影響を受けていることを表している。時間を共有することは、いわば人格を共有するのかもしれないなと、この視点はコンビニ人間にも似たところだ。 最終的には、いわゆる普通から遠ざかっ

          今日の作品②:僕たちはみんな大人になれなかった(映画)

          燃焼する年にする

          1.本気で頑張る年にしたい~過去の経験を振り返って~皆さんこんばんは、ラモスたくやです。 さあ、暑苦しいタイトルですが、今回は、自分の今年一年の目標について述べていこうと思います。目標は表題にある通り、昨年に引き続き燃焼するという目標をたてさせていただきました。 なんでこんな目標にしたかといいますと、私は自分の中で、一年間燃焼したという経験がないからです。 何をやっても適度に手を抜いてしまう癖があり、四六時中同じものに向き合って、何かを成し遂げるということをしたことがな

          燃焼する年にする

          日常と非日常の互恵性 ~長期休みとのつきあい方~

          0.はじめにお久しぶりです。ラモスたくやです。 新年明けましておめでとうございます。 現在、実家から夜行バスで下宿先への帰路についています。 皆さんは正月休み楽しめたでしょうか? 今回は、自分が正月休みに感じたことを書いていこうと思います。 1.非日常の功罪正月休みは、色々な人たちと会う機会があって、その瞬間瞬間において、人の温かさや優しさを感じました。また、美味しいものをたくさん食べて、心も体も潤いました。 (人と関わりすぎて、鬱陶しく感じることもありましたが、、詳

          日常と非日常の互恵性 ~長期休みとのつきあい方~

          今日の作品①:地球星人

          ある種、多くの人間は人間が作りだしている社会にたいして不適合な部分を持っている。しかし、それを隠そうと、適合しようと生命を費やす。それはいかにも滑稽だが、社会がないと人間として生きられない。人間ではないということは、向かう先が定められていないということ。道がない道、そこは暗闇で、不透明な世界を歩んでいくことになるのかもしれない。それは人間の世界からの「自由」と「解放」を意味するが、自由と解放は人間という枠組みから抜けるということで、生きていくためには、そこから抜け出しても必ず

          今日の作品①:地球星人

          生きる意味について、モラルや常識を抜きにして、人間の欲求ベースで考えてみる。

          こんばんは、ラモスたくやです。今日は生きる意味について考えていこうと思います。 以前、ニヒリズムという概念を持ち出して、生きる意味について記述したことを覚えています。その際は、「生きる意味はない、ただ、自分なりの目標(仮象)を立てて、それに向かって精一杯生きること」の重要性について書いたかと思いますが、その目標について具体的に考えていきたいと思います。もし過去の投稿が気になる際は、下の記事をご覧ください。 1.生きる意味と人間社会※ここでのべる人間社会の状態は成熟した資本

          生きる意味について、モラルや常識を抜きにして、人間の欲求ベースで考えてみる。