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学力or運動、どちらを頑張るべき?

どうも、とおるパパです。
子どもへの教育で力を注ぐのは、学力 or 運動能力か?
どちらを取るか天秤にかけるようなイメージの方は多いのではないでしょうか?

運動神経抜群になってほしい、頭も良くなってほしい、という親の願いを叶えることは、実はどうやらそこまで難しくないのです。
おもしろいことに、運動能力が高い子供は学力も高いということがいくつもの研究ですでに証明されています。


スウェーデンの実験

Aクラスは体育の授業を1日1コマ(週5回)受講
Bクラスは体育の授業を週2回受講
BクラスはAクラスが体育をやってる間の週3回は他の授業を受講
当然、座って勉強してる時間が長いのはBクラス。
ですが、テストの点数を比べると毎日体育をやったAクラスの方がテストの点数が高いという結果が出た。


学力テストと体力テスト 都道府県ランキング

全国ランキングトップの4県は
福井県、大分県、埼玉県、石川県は体力テストも学力テストもランキング上位が変わらないそうです。

体力測定小学生の部

意外と都市部の方が下位にランキングされています。要因の1つとして「校区の狭さ」が挙げられるようです。
人口が多い都市部は校区が狭くなるので、通学する時間も歩く距離も短くなる傾向が強い。
逆に地方は、学校までが遠い校区が広い場合が多いので、通学する時間も距離も長くなります。当然毎日歩く距離に差が出るので、体力も変わってくるというわけです。
なので、通学で往復で30分以上歩かない場合は、他の運動で最低30 分は運動をして毎日トータル1時間は運動や遊びの時間をつくれば補えるということです。


最新科学での運動と脳の成長の関係

最新科学では運動が脳の成長に関わっていることがわかってます。
ハーバード大学医学部・臨床精神医学准教授のジョン・J・レイティによると

「運動は単に体を動かすことだけではなく、細胞レベルで学習と直接影響し、新たな情報を記録し、分析する脳の機能を高めていくことがわかってきている」

【脳を鍛えるには運動しかない】著:ジョン・J・レイティ

と言っています。大きく3つにまとめると

①運動すると気持ちが良くなり頭が冴え、注意力が高まりやる気が出る。
②学習した新しい情報の記録を助け、細胞レベルでニューロン同士の結びつきを促進する。
③海馬の幹細胞から新しいニューロンが成長するのを促す。

海馬は、一時記憶をしていく分野。容量が大きいと記憶できる分野が多くなります。そこからより重要な情報と判断されれば大脳新皮質に送られ長期記憶となります。
また10歳児の脳を MRI でスキャンしたところ、体力測定が優秀な子どもは海馬が大きいということが分かったと報告されています。


まとめ

これらのことから考える私の解釈は、
運動をすると前向きになりモチベーションが上がり、
新しい情報をインプットする際の大きな手助けをしてくれる。
だから運動をしてから新しい情報をインプットすることで定着しやすい
ということです。

だから、子どもの教育で力を注ぐのは学力か運動能力かどちらかのみを選ぶのではなく、幼いころから運動が好きになり、自ら「運動したい!」となるような意識づくりが大事なのだと思います。

学習はある程度話せるようになってからのスタートになると思いますが、運動は赤ちゃんの頃からできます。思ったように動かせる体づくりをできるだけ早い時期からやってあげましょう。

さて、運動を運動をたくさんすることが重要な意味がわかったと思いますが、そこで注意してほしいのが【足】の健康です。
足はそもそも足首から下のこれ⇨👣のこと
同じ読み方の【脚】は下半身全体をさします。

ほとんどの運動の動作は移動を伴うので、足の形はバランス能力を決める大きな要因の一つになります。足の指が硬い子はバランスを崩しやすく、柔らかい子の方が上手な傾向にあります。
幼少期の子供の足は大人と違い、軟骨部分が残っているので、日々のケアを親がやってあげることで正しい足の形になっていきます。

幼少期にきれいな足の形をつくることでスポーツを始めてからの捻挫等のケガを予防できたり、大人になってからも外反母趾や転倒予防などにも関わってきたりするので、ぜひ日々のコミュニケーションの1つとしても足のケアを実践してみてください。

おわり


次回は
子供の足について、正しい足の形を作る為には?について投稿します。お楽しみに!

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