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10年間ダラダラ夢を追い続けていた私が、ソラジマに入社して半年でWebtoonの企画作家デビューした話
皆さんこんにちは。
株式会社ソラジマ Webtoon企画作家(兼漫画編集者)の井上と申します。
現在、マンガMeeさんで連載中の『シンデレラ・コンプレックス』の構成脚本を執筆しています。
「物書きになりたい」という夢を志してから早10年。
なんやかんやありまして、ずっと夢だった物書きになることができました。
その「なんやかんや」を今からさらっと(内容はどろっと)お伝えできればなと思います。
Webtoonの企画作家になるまでの自分のアホみたいな人生
ここからは私がソラジマでWebtoon企画作家になるまでを時系列に沿ってお話しできればと思います。
【幼少期〜高校生】
昔から本が好きで、休み時間、登下校中は必ず本を読み、帰りのバスでは終点に着いたのにも気づかず、本を読んだまま車庫に閉じ込められそうになったこともありました。
そんなある日、学校であるコンテンツが流行ります。それは今のWebtoonのようなビッグウェーブでした。それが「ケータイ小説」です。
今までの小説といえば紙の本で、自分で小説を書いたり公開するのも大変でしたが、簡単にケータイで小説を投稿できるようになったんです。
昔から本が好きでいつか小説を書きたいと思っていたので、すぐにケータイ小説サイトのアカウントを作って小説を投稿しました。
その時の題材は、教師と生徒や芸能人の禁断の恋だったと思います。
奇跡的に今書いているWebtoonの内容と被ってますね。
その時に公開した小説の読者数は1万人を超えたものの、エロ系で1万人というのは誇れるものではなく、途中で更新も辞めてしまいました。
その後はブログ投稿やボカロ作詞にハマりましたが、ヒットすることや実際に本になることもなく、「いつか物書きになる気がする」という漠然とした気持ちだけで日々を過ごしていました。
【大学生】
大学生になり、出会いも増えて様々な恋愛をするようになった頃、ある趣味が出来ました。
その趣味というのが、3ヶ月で別れる元カレとの恋愛を小説にしては新人賞に応募することです。
別れるたびに小説を書いて応募するんですが、悪い別れをした元カレとの作品は一次選考も通らず、なぜか良い恋愛をした時の作品は最終選考にまで残るんですよね。
この時はただ悪い思い出を消化するためのものだったので、誰かを喜ばせるというよりは完全に自己満足で執筆していました。
結局、新人賞を獲ってもデビュー出来るものではなかったので、就職する道を選びました。
【就活期】
就活を始め、大学3年生の冬に外資系ITの会社に内定が決まったんですが、卒論の提出期限を間違えて留年…
もう一度就活をし、今度はコンサルの会社で内定をもらいました。
コンサルの会社は入社前から業務に携わるんですが、どうしても業務内容に関心が持てず、副業することを思いつきます。
この時始めた副業がWebライターです。
同時期にチャットノベルの会社でインターンもしていて、自分の業務内容とは関係なかったんですが、自分で書いた方が面白いと思って勝手に小説を書いて許可をもらって公開しました。
この時に、小説を書いて誰かに読んでもらう、楽しんでもらうことを体験し、もっと書きたいと思うようになりました。
【フリーライター期】
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結局、内定をもらっていたコンサルの会社には進まず、フリーのライターを始めました。
何社か仕事をしていた中の一つがソラジマです。
最初は『ヤクザと目つきの悪い女刑事の話』というYouTubeアニメの脚本を担当していました。
3ヶ月経ち、どの会社でメインで働こうかと迷っていたころ、代表の前田からディレクション業の誘いが…!
悩んだ結果、会社の雰囲気の良さが決め手となり、ソラジマのYouTubeアニメの監督として働くことを決めました。
【ソラジマ入社期】
仕事をして仲良くなり、飲みに行くようになったころ、私の男性遍歴のおかしさを指摘されます。
色々な恋愛をしてきたという印象を持たれたのか、ある日突然、不倫ものの作品を書いてみないかと誘われました。
流石に不倫の経験はなかったのですが、ノリで「書けます!」と言ったところ、とんとん拍子で話が進み、すぐに企画を提出するように言われました。
2つ提出したところ、漫画編集者がやりたいと言ってくれたのが今の『シンデレラ・コンプレックス』です。
9月から執筆を開始して、今はWebtoonの企画作家として働いています。
作品を作る過程で大変だったこと、楽しかったこと
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大変だったことは、自分で作ったキャラが強すぎたことです。
あまりにも悪役が強敵過ぎて、主人公が負けるんですよ(笑)
どう頑張って脚本を書いても主人公が負けてしまうので、何度も漫画編集者とミーティングしました。
自分で作ったキャラなのに強敵で、その強敵に勝つ方法がどうしても思い浮かばなかった時が大変でしたね。
逆に楽しかったことは、地雷系メンヘラ女子を書くことです。
メンヘラの女の子ってとても個性的で、何をしても面白い!
漫画編集者の沢田(澤田?漢字不明)も女性なので、今までの経験を元に「こういう女はヤバイ」「こんな男は嫌だ」と話し合いながらキャラを作ったのが楽しかったです。
そうやって出来た『シンデレラ・コンプレックス』の主人公の旦那はクズ過ぎて、作成過程で何度も吐きそうになりました(笑)
Webtoonの企画作家に向いている人(独断と偏見)
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面白いものを作るためにこだわりを捨てられる人ですね。
「自分はこれを書きたい!」というよりも、「読者を楽しませたい!」という読者ファースト出来る人が向いてると思います。
Webtoonは、小説や横読み漫画やアニメと違って積み上げの時間が少なく、トレンドも理解する必要があります。
展開を早くしなければ読まれにくいという部分もあるので、そういった特性を理解して書ける人が良いですね。
また、悪役はとことん悪役でなければなりません。
変にこだわりがあって「このキャラはこうじゃないといけない」という人より、柔軟に対応できる人は向いていると思います。
それでいて、自分のオリジナリティのあるキャラを作れるといいですね。
とことん悪役のキャラを作るという点では、韓国ドラマが好きな人もWebtoonに向いているかもしれません。
キャラづくりが上手い人もWebtoonに向いてると思います。
作品の大枠は同じでも、キャラクターでオリジナリティを出せば他作品と差別化出来ますよね。
いかにキャラを濃く出来るかが重要なので、特徴的なキャラを考えられる人はWebtoonに向いているかなと思います。
ですが、それだけではヒット作を生み出せないので、Webtoon作品を読んで分析することも重要だと思います。
私は不倫系の企画をするにあたって、不倫系の作品を読み漁って分析しました。
多少なりとも、いまヒットしている作品を読み、どうしてヒットしたのか思考を巡らせられる人が良いですね。
たまたま自分が書いた作品がヒットしたというより、ヒットすべくしてヒットする作品を作れる人が向いていると思います。
ソラジマに向いている人
あとは、ソラジマは他の会社とスピード感が違うので、自分の作品をはやく世に出したいと思っている人におすすめしたいです。
私はだらだら「小説家になりたい」「脚本家になりたい」と思って生活してきましたが、ソラジマですぐにその夢を叶えることが出来ました。
企画を出したら次の週には漫画編集者が決まって、公開に向けて執筆作業が始まります。
「こういうのを書いて欲しい」と言われて断らずにすぐに企画を提出したのも良かったのかもしれませんが、私の場合は4月にソラジマに入社し、半年後にはWebtoonの企画作家となりました。
そして、12月には『シンデレラ・コンプレックス』が公開されているので、他の会社とはスピード感が全く違います。
とりあえずアウトプットして作品を形にしたい、読者の反応を知りたいなら、企画作家をおすすめします。
ちなみに、ソラジマのフィードバックは細かくて的確なので、とても書きやすいと思います。
今後やりたいこと
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企画作家として不倫ものを書いてきましたが、現代ものではなく、ファンタジー作品を作ってみたいですね。
ちゃんと主人公が幸せになるような話をやりたいです(笑)
2022年は漫画編集者としても動くので、自分の経験を生かして作家さんといい作品を作っていきたいですね。
より面白い作品を作れるように作家さんをサポートしつつ、ヒット作を生み出したいと思っています。
ソラジマでは世界ヒットを目指し、Webtoonを一緒に創るマンガ編集者を募集しています!
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皆様にお会いできることを楽しみにしています😊
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