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日曜日の夜、カメラを持って横浜中華街を歩いた話

あまりの猛暑に、最近はなかなかカメラを持って街を歩くことができないでいる。そんな中、横浜中華街の近くで仕事があったので、帰りに中華街を散策することにした。

18時すぎに仕事が終わり、さっそくバッグからカメラを取り出して中華街へと繰り出す。朝から人で溢れている中華街は、夜になっても途絶えることがない。最近は写真を撮りながら、つい素材に使えるかどうかを考えて撮影してしまうのだが、これだけ人が多いと素材に使える写真はほぼ撮れない。なので、今回は頭を空っぽにして、ただ撮りたいと思ったものを撮ることにした。

中華街を訪れたのは数年ぶりになる。気付けば高層マンションが中華街を囲むようにそびえ立っている。

中華街のすぐ近くに建つ高層マンション

縦横無尽に歩きながら、とにかくシャッターを切っていく。あ、マリンタワーだと思ってシャッターを切ってみたらただの電波塔だった。

マリンタワーと間違える

中国といえばパンダ。中華街にもパンダが溢れている。空を飛んでいるのもいる。

飛ぶパンダ

店の前を通る人たちに何かを訴えているようなパンダたちもいる。

買って…ねぇ買って…

狭い洗面器の中で、クリスマスソングを流しながら一心不乱に動くパンダもいる。

洗面器の中で必死に歩くパンダ

窓にもたれかかるパンダもいる。

パンダのいるカフェ

中華街と言えば、東西南北に建っている豪華絢爛な門、牌楼である。現在、中華街には10基の牌楼がある。1ひとまず目についた牌楼は片っ端からシャッターを切った。

西陽門
市場通り門1
市場通り門2
天長門
善隣門

ひときわにぎやかな通りへと入ると、日本語や中国語が様々に入り乱れていて、台湾の夜市を思い出した。

最近は至るところで中国や台湾からの観光ツアーに遭遇するのだけど、この横浜中華街にも訪れるのだろうかと考えてみた。きっとハワイで日本人が経営する日本食レストランに入って日本語を聞いて安心する感じなんだろうか。ハワイは行ったことないけど。

いい匂いがあちこちからしている
北京ダック待ち
こちらはみっちり
あちこちで見かけるいちご飴

喧騒から離れ、路地裏へと足を向けてみる。雑多な感じがアジアのどこかの路地裏のように感じる。海外だったら夜にこんなところへカメラを持って1人で入り込むのは危険極まりないのだが、ここは日本の観光地。怪しい店やいかがわしい店はない。いちおう警戒はしながらも、平和そのものだった。

女性も普通に歩いている
カラオケ店もある
穴場の店がありそうな雰囲気

夏休み中の中華学院の校庭を利用して、台湾祭が開催されていた。台湾は6年前に訪れたことがある。それまで一度も海外に出たことのなかったわたしが初めて訪れた国である。台湾大好きな友人2人に連れて行ってもらったのだけど、それからすっかり台湾という国に魅了されてしまった。

隣には関帝廟がある
閉店間際なので閑散としている
どれにしようかすごく悩む

それもおいしそうで目移りしてしまう。悩んだ末に、胡椒餅を食べた。夜市で食べて忘れられない味だった。本場のように石焼き釜で焼いているわけではないので皮の食感がなんか違う感じだったが、中身はあの胡椒餅だった。細切りの肉にたっぷりの胡椒。台湾にまた行きたくなった。

胡椒餅

気付けば中華街に1時間半も滞在していた。観光地だからってちょっと高をくくっていた部分はあるのだけど、夜のライトアップされた中華街は日本とは違うような雰囲気だった。昼の中華街しか訪れたことがない人は、ぜひ夜に訪れてみてほしい。ただ、割と早く閉まってしまう店もあるので、閉店時間にだけは注意してほしい。

重いけど仕事道具と一緒にカメラを持ってきて正解だった。またどこか夜の街を歩いてみたい。

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