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細かい文字を読み始めたディスレクシアむすこ

狭い我が家(部屋)には、狭いながら本棚があります。
そこに、どうしても捨てられない思い出の本や、いつかこどもが読むだろうと思っていた本、また漫画等雑多においてあります。
本て言うのはいつの間にかどんどん溜まっていきます。
何年かに1度、整理のために古本屋に出しています。
情報が古くなってしまった情報誌のようなものはまずその整理対象になろうかと思うのですが、なぜか処分から抜けてしまい「今更、レアじゃね?」と言って未だに残っているものもあります。
法律関係のように堅くて無駄に分厚くて重い本は中身のアップデートが肝心なので古くなったらまず最初に処分対象になります。
あと、IT関係ですね。
どちらかの実家に行くと色あせた「Word98」などのラベルの本を見かけます。
そんな本を見かけるとおじいちゃんたちの足跡や歴史を感じ遠い目をしてしまうのですが、ぼくならすぐ処分対象にしちゃうのにと「ニッと」笑ってしまいます。

むすこが初めて読破できた本

そんなうちの本棚に現在中2むすこが初めて読破できた「フットボールアカデミー」と言う本も並んでいます。
当時は5年生でした。
その本の一節に「ディスレクシア」の少年が出てきます。
それを少しづつ読みながら「ぼくといっしょだ。。。」と泣きながら読んでいた事を思い出しました。
あんたもよくがんばって読んだよ。
英国の少年サッカーの本で題材が好きなサッカーでしたし、文字がよく見えて入り込めたのだと思います。
入り込めれば感情的になり、涙になったと言うわけです。
内容がつかめれば理解はできる。
問題は文字とその量だけなのです。

え?そんな細かい字、読むの辛く無いかい?

そんなむすこ。
「おれ、次はこれ読む!」
出したのが英語の辞書。しかも中辞典。
それを開いて少しだけ読んでくれました。
「え? イライラ、チクチクしない?」
「大丈夫だ!」
辞書なんて文字情報がほとんど。
しかも所狭しと文字が並んでいます。
字体だってなんか特殊だし。
むすこには天敵と言って良いと思います。
以前なら開くことすらできませんでした。
それを自ら開いて読める範囲で読んでくれるなんて・・・
「すごいじゃん、気が向けば使って良いからね。」

日常生活で困りごとが減ればいいね

なんで英語の中辞典なんか取り出したんだろう?
読み物じゃないんだけどねー
学校で英和辞典を持ってきてる子がいるのかな?
しかしながら、だんだんと文字に対する苦手感が改善してきていることはうれしいです。
親として学習で高みを望んではいません。
このような改善ひとつひとつは最初は周囲の大人がお手伝いしてきたとはいえ、ほとんどが自分で勝ち取って行ったものです。
自信を持って良い思います。
それをこれからの日常生活での困りごとが少しでも減っていくようにしていければと願っています。
がんばれ!

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sorairo555
ご覧いただきありがとうございます。サポートいただいたお金は、むすこのディスレクシア向けの教材等、今後の活動資金とさせていただきます。