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「デジタル教科書の「使用拡大」や「位置づけ」検討へ…中教審の作業部会が初会合」

文部科学省は4日、デジタル教科書のあり方を検討する中央教育審議会のワーキンググループ(作業部会)の初会合を開いた。作業部会で、紙の教科書とデジタル教科書を今後どのように組み合わせて使用するかについて検討が始まった。現在は一部の教科で紙とデジタルを併用しているが、今後はデジタルの使用拡大も検討される見通しで、議論を呼びそうだ。

デジタル教科書はその前からそんなものがあると聞いていましたが、実際に大きくとりあげられるようになったのは2020年の春にコロナ感染防止休校時にいざとなった時に遠隔授業が出来るという時に児童・生徒全員にICT機器を配布する頃に教科書もデジタルではどうか?と言った頃からだったと思います。


意外に文字をすぐに読め・理解できない子は多いんじゃないか?

うちのケース

その頃に、うちの上のむすこが「文字の読みや理解が苦労している」ことが発覚し、完璧な学習障害とは診断まではありませんでしたが「おそらくディスレクシアでしょう」と言われた頃(小3コロナ休校の頃)です。
当時は親としては半信半疑でした。
それでも現実を見つめ「文字が読めないなんてことがあるのか?」と学校に配慮を求め、家では懸命に対策を探したものです。
そしてこのタイミングでのICT機器、デジタル教科書配布があるという噂。
デジタル教科書に期待したこととして、「(文章の)読み上げ」「知りたい箇所をクリックすると動画や画像が表示される対話的、ビジュアル的に学べる」等に大変期待したものです。

「視覚思考」の子は多いと思う

ぼくは意外に文字を読んで理解がすぐにできる子と言うのは、少ないであろうと考えています。
それは、経験や体験が少ない子どもたちにとって、文字面だけで想起することができる子は少ないからです。
ですので、補助的に図や絵、それに動画があると児童・生徒で理解が進む確率がグッと上がるのではないかと考えています。
人類の長い歴史の中で、文字が現れたのはつい最近の話で、それまでは見たり、喃語のようなことばで理解していたことがずーっと続いていたことからコミュニケーションの方法はどうしたらわかりやすいのかということが想像付くと思います。
それだけ「視覚思考」の人間が本当は大多数なのだと思っています。
小学生・中学生の頃から教科書を読んで大人が望む理解ができている子は成績の良い子だと思いますが、本当に成績の良い子が一握りしかいないというのはそう云うことだとも言えると思います。

うちの区は未だデジタル教科書は公式ではありません

残念な事に、区や学校公式としての教科書会社がご用意しているにも関わらずデジタル教科書の配布は未だにありません。
こどもによってデジタルの方が理解がしやすい場合もあるのに、未だに導入されないのは全体の事を理解していないからだと思います。
自分は紙の教科書で良い成績を取っていた首長だったりすると、苦労しているこどもたちの気持ちに寄り添えるわけはありません。

こども個人で選択できるようにして欲しい

今回の記事にはこの2時間の会議で5案の提案があると記述があります。
どれを見ても「おまえらで足並みを揃えろ」という風にしか理解できません。
それぞれ個人で選択出来る選択肢が無いのは本当にこのような子を抱える親として、納税者として残念で仕方がありません。

最後に

委員の一人は「デジタル教科書のデータを扱うクラウドサーバーが被災すると、使用できなくなるのでは」と懸念を示した。

何を言ってるんだ?インフラ障害なんて起こるのが当然と考えられないのかな?
紙の教科書だって濡れちゃったり、火事にあったりしたら無くなっちゃうんだぜ。
現代の可能な限りの技術で最小限の被災に済むように冗長化するのは提供する側としては当然のことなんじゃないかな?

以上、ぼくの立場からの記述でした。失礼しました。


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