「きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集」
酷暑のせいか、体の調子が悪くて中々本に目が向きませんでした。
それでも何冊かは読んでいるのですが「かわいいな」と思って手に取った本です。
ぼくはたまにPodcastで聴いているのですが、妻がよく見ている「ゆる言語ラジオ」と言うYoutubeチャンネルの中で、幼児ぐらいまでのこどもがよくやるかわいらしい言い間違いを視聴者から募集してそれを紹介している本です。
半分は絵なので、痛風や50肩で体がボロボロに痛くても楽しく読ませていただきました。
幼児期のおしゃべり:むすこの場合
うちの中2のむすこが幼児時代は言い間違いのオンパレードでした。
耳で聴く事は得意なので、意味も知りもしないことばを覚えた瞬間からどんどんしゃべり始める。
用法、用例を勝手に自分で作り上げています。
でも、2、3歳頃の子がどんどんことばをしゃべってくれるとかわいいもんですよね。
かわいいもんだし、こどもはいつまでもこどもでいて欲しい思いもあって、ことばづかいが間違ってもその時は直さず、笑って聞いていました。
それが悪かったのかな?そのせいでことばの想起が苦手になっちゃった・・・・と思った時期もありましたが、生まれつきの困難とわかって強制しなくてよかったです。
頭の中にはことばがいっぱい詰まっているのは間違いないようです。
中2になったいま、経験を積んで少しづつことばがイメージや事象と繋がってきています。
そんな事でみんなからはちょっぴり遅れてしまいました。
それだけに、良いところを探して本人自身が活かしてもらいたいものです。
幼児期のおしゃべり:むすめの場合
現在小5のむすめの場合は、幼児の頃の言い間違いしたことはぼくの記憶にはありません。
その代わり、1歳代頃はほとんどしゃべってくれませんでした、せめて喃語ぐらいはしゃべってくれてもいいんじゃないかと言う時期から、いつもぼくらの話している事をじーっと観察するような目で見ていました。
そして、小さい小さい聞こえないぐらいの声で何かをつぶやいていたのです。
「こりゃ、ぼくらがしゃべることばを頭の中に溜め込んでるだよ」
そう思うと間違った事をむすめの前では下手に言えないと緊張してしゃべっていたことを思い出します。
そんなむすめ2歳を過ぎると、おしゃべりが始まりました。
しゃべりはじめたらすごい。
今では家で一番のおしゃべりです。
しかも自習能力が幼児の頃からついているので、言い間違いや間違った知識を言う事はまずなし。
家の中では隙のない一番の博識お姉さんになってきました。
親は隙だらけなので、未だにむすめの前では緊張してお話をする場面が多い親子であります。
漢字ってすごいなぁ
この本では、終始、他人事とは思えない気持ちでめくっていましたが、むすこのこども時代の言い間違い事例は見当たりませんでした。
たぶん、この本の掲載されるようなかわいい間違いは、むすこのように反射神経的に出てたことばとは違い、思考の中でオノマトペや似たことばを組み合わせた間違いなんだなと思いました。
読んでるうちに自分も勘違いしていたことがあったものを思い出しました。
「小児ぜんそく」の項です。
“しょうに=小2”?? そんな勘違いです。
漢字ってすごいなぁ