知識が結果に反映されないことと、特別扱いを嫌うむすこ
中2むすこの特支教室の先生とお話をしてきました。
話し合いをさせていただく事としては詳しくは書けませんが、大体以下のようなことです。
前期計画の総括(学校から)
後期計画について(学校から)
家での様子(保護者から)
今後の要望(保護者から)
大きく分けてこんなことを話し合います。
「論理的思考」「言語化」養われたかな?
学校からのお話は、学習に向けて身につけてほしい事、例えば「論理的思考」、「言語化」、そして心的負担を軽減できる方法を探して「学習方法や意欲を高めていく」ことを目指していただき、それを踏まえて認知能力を鍛え自己肯定感を養っていく、そんなことをご指導いただいているようです。
念の為、情緒的なことでアンガーマネジメントやストレスマネジメントも実践してくれたようですが、そもそもネガティブ思考が少ない子ですのでこの歳の子にしては良い人間性が身についているようでした。
家庭内では説明上手になってきたと思われます
学校からのご説明をお聞きして、家での様子をこれまでご指導いただいた効果がありと申し上げました。
例えば、何かをぼくに説明する際には必ず「結論」から話し始めて「なぜならそうだから」とわかりやすく説明が目立つようになってますよーってな事や、過去にはものすごくあった「えーっと、えーっと」と頭の中にある知識を舐めるように思い出して話をすることが鳴りを潜めてきて、語彙の使い方が豊富になり、最近では学校で習った「格言」のような物でぼくが説教されてしまう事を説明しました。
その話をすると、先生がむすこの成長と知識の豊富さに喜びと驚きを見せたりします。
テストの点に知識が反映されない事
自信を無くさないための対策はどうだ?あくまで本人がOKならば
むすこと付き合っているとわかるのですが、決して習った知識がではなくあれだけの説明と語彙が出るのに、定期テストになると答案にできずに、点数に繋がらないのはかわいそうだし自信を無くさないか?との話をしました。
意欲の出る教科、そうでないものと知識の蓄積に差はありますが、その対策的なもの(合理的配慮ってやつ)を本人が同意すればとの相談を持ちかけました。
テスト中のむすこの気持ち(想像)
自分の興味に基づくものや自分のペースになると知識を並べてスラスラとことばにできるのですが、いざ、試験となるとそれを答案に反映できないのは、こんなことが理由として挙げられます。
むすこが特性的に、文字や図表で敷き詰められているテストを見ると、ディスレクシアからくるごちゃごちゃ感を嫌い焦ります。
それは俯瞰して見てしまう癖があるので、まず問題の多さに絶望して本人は「ダメだ!本当に40分で終わるのかよ~」と最初から絶望感を感じてしまうと聞きます。
それと、問題用紙と解答用紙が分かれていることで、転記をすることに混乱が生じる事は多くある。
このようなテスト様式については、だいぶ慣れてきてはいるのですが、特性ですので治るものでは無いと見ています。
他にも理由がありますが、まずはじめの一歩としてこんなことが彼の試験に対する負担を減らせる要因になるのではないか?と提案をしました。
特別扱いは嫌うむすこ
こんなことに対して、時間延長やむすこに対してのケアを療育を通じて提案していくということになりました。
ただ、特別扱いを嫌うむすこです。
テストであろうが、運動であろうがフェアに勝負をしたい思考が強い子です。
テストの時間延長となると別室での受験となります。
他の子でも時間延長を実施している子がいますが、先生が提案して首を縦に振るかどうかはわかりません。
もし、本人が望まないのにそのような受験をさせると本人の自尊心が損なわれる可能性があります。
せっかくここまできたのにという感じです。
ですので、先生からの提案があった場合にひとつ方法として、本人の判断に任せます。
中学生版の支援を考えていこう
ぼく自身はむすこのテストの点数にはこだわりません。
この先、将来に向かって何が大切なのかむすこが自覚していってくれればそれで必ず上向くと考えています。
それが、勉強とは限らず、彼がこれから生きていく目標と信じるものがあればなんでも構わないと思っています。
「いつも前向きですねー」と先生もおっしゃります。
出来ることと、出来ないこと、出来ない事を無理にやらせないで、本人の希望する方法を一緒に考えていく中学生版をむすこと一緒に話し合っていこうと思います。
これからも子育ては続きます。
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