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スマホはほどほどに【24/0818_0821】

【20240818】

 まさかの12時起床。たしかに、9時前に目が覚めて二度寝を決め込んだけれど、まさかこんな時間になっているとは。かなりショックを受けながら、身体を起こす。
 リビングには家族がいて、起こしてほしかったな、と偉そうなことを思いつつパンを食べる。母はそんなわたしを見て、昼ごはんの準備を始めようとしていた。
 また部屋に戻って、宿題を開始。あと1週間で学校が始まるなんて信じられない。英語のリスニングと、数学のパフォーマンス課題をこなす。このパフォーマンス課題というのがとても厄介なのだ。面倒な課題なんて今まで腐るほどあったけれど、これは別格。とても厄介。難しい問題の解説動画を作成しなければいけないのだ。厄介だとか書いたけど、途中までは楽しんでいた。けれど、笑顔が涙に変わった。完成したはずの動画が、制限がかかって提出できないのだ。時刻は18時をまわり、母と父は晩ごはんを食べようとしている。泣いた。だって課題がとてもとても面倒だったのだ。せっかく終わったのにやり直しだなんてたまったものじゃない。けど、対処法がわからない。から泣いた。作り直しなんてする気も起きないから、試行錯誤して、意地で提出。様子を見にきていた父によかったねー、と慰められる。本当によかった。
 ちなみにまだ宿題は終わっていない。

【20240819】

 部活のために学校へ行った。隠すことでもなんでもないと思ったので書くけれど、わたしは吹奏楽部に所属している。パートは秘密。秘密があったほうがいいとかなんとか。
 ごりごりの初心者は全部員の中でわたしだけである。なのにわたしのパートには先輩がいない。細かく言うと、先輩はいるけれど彼女は3年生ですでに卒部済み。顔は一度しか見たことがない。
 さて、どうしよう、となりつつ、それなりに頑張っているつもりだったけれど、やはりそう簡単にうまくなるわけではない。
 やっぱり先輩がいないので、分からないところがあっても聞く人がいないのだ。パート選び失敗したかなー、と毎度思う。
 入部して3ヶ月ほど経つけれど、いまだ音階すら吹けない。最近吹けるようになったと思っていたら、まさかの1オクターブ間違っていることに気がついた。あのときは笑うしかなかった。
 文化祭や体育祭での演奏に向けて合奏を始める同級生や先輩を背に、ひとりマウスピース片手に不細工な音を鳴らしている。とても惨めだ。今日は突然合奏が始まった。ひとりの演奏にひとりが合わせ、それが連なって、最後にはわたし以外のみんなで演奏していた。わたしは楽器すら手にしていなかった。
 やめたい、と両親に言うたび、やめれば?と言われる。我が家は大抵そうだ。何事も強制はしない。するとしたら、相当なことをこちら側がしてしまった、あるいはしようとしているときだけだ。だからこそ不安になる。気付かない間にどん底に落ちている自分を、いつからか想像するようになっていた。
 やめればいいのだろうか。やめたら楽なのだろうか。こんなにうだうだ考えるなら、やめるべきなのだろうか。
 これは間違いなく疑問で、誰かに対する質問だ。けれど、答えはまったくもって求めていない。

 話ががらりと変わるけれど。
 印象操作っていやだな、と思った。主観的でしかない意見を、たったひとつの事実であるかのように周りに広める。そして、その事実の中で、自分は必ず被害者なのだ。その場にはいない人が悪者。
 そういう話をしている人を久しぶりに見た。彼女はそういうところがある。十数年生きて形成されたものがそんなものなら、彼女こそ惨めだ、なんて思う。正直自分のことは棚に上げている。
 やっぱりあの子むりだ。
 もしかしてこれも印象操作なのだろうか。

 大好きなクラスメイトがいる。友達、と言いたいクラスメイト。いつか胸を張って言いたいと思っている。明日、彼女に会う。会うのが楽しみだと、話したいことがたくさんある、と言ってくれた。夏休みに突入してから、顔を見ることが激減した。連絡は何度か取っていたけれど、そのたびに会いたくなった。ようやく会える。明日が楽しみでたまらない。

 かわいい子に、爪先を褒めてもらった。とても嬉しい。その子の爪先もキラキラしていて、わたしも伝えたらよかったとちょっと後悔。


【20240820】

 待ちに待った今日。会いたかった子と会えた。
 学校の課外活動のような研修のような、よく分からないプログラムに参加したわたし達。電車で乗り合わせる約束をしていて、わたしはちゃんと予定通りの電車に乗れるかずっとドキドキしていたけれど、ちゃんと彼女に会うことができた。
 まさかのズボン色違いで嬉しかったし、私服を改めて見るのは久しぶりだったのでちょっと感動。かわいい、と言ったら、いつものようにかわいくない!と返された。ナイッ!って感じの発音の仕方(?)がめちゃくちゃかわいいのだ。
 わたし達が盛り上がるのは基本音楽の話だ。彼女は最近大型フェスに参戦して、それがいかに楽しかったかを熱弁してくれた。しかも、そのフェスにはわたしが大好きなVaundyも、彼女が大好きな離婚伝説も登場していた。彼女が興奮しないわけがなかった。来年は行く!とわたしが断言しているところで、彼女が一緒に行こうねと言ってくれて、心の臓が爆発するかと思った。
 あとは夏休みの課題終わらないねー、と盛り下がった。課題のある夏休みは休みじゃない、ってだれかが言っていた。

 プログラムでは、まさかの最前列に座ることになったわたし達。始まる前に、当てられませんようにと2人手を合わせたけれど、わたしはしっかり2回当てられた。ちなみに彼女は睡魔と一生懸命戦って、たまに負けてた。話が区切られるたびに手を繋いだ。つねって、と言われたから、力を込めないように意識してつねった。やさしいね、と褒められた。めっちゃかわいかった。
 そんなこんなで、お弁当を食べたあと、現地解散。彼女をデートに誘っていたわたしは、大きな街へと繰り出す。電車の中ではメイクの話をして、わたしのパーソナルカラーが一体何色なのかを判断してもらった。いくつかのサイトを元に調べると、ブルベ夏かブルベ冬あたりとなった。暖色が似合う女の子っていいよね、と話をした。彼女の瞼には柔らかいピンクが乗せられていた。かわいい。
 大きな街で、わたしは下地とパウダーを購入した。わたしはバッチリメイクをしたいわけではなくて、とにかく肌を綺麗に見せたいと思っていて、そのための買い物に、彼女に付き合ってもらっていた。調べていた商品がお店の中で見当たらないと、彼女は率先して店内を歩き回ってくれた。その小さな背中があまりにもかわいくて嬉しくて、ときめきが隠せなかった。下地はお目当てのものに出会えなかったけれど、彼女のやさしさが見れてもう充分。
 そのあとはフードコートでタピオカを飲んだ。近くの席に学校の先輩がいて、気づかれたくないとか言いながらも2人でしっかり見ていた。タピオカは飲み切るのが難しい、と話をしながら別れの時間を迎える。バイバイ、と振った手に、彼女が手を重ねてくれて、もう虜になってしまう。ピンクの背中が人の波に流されていくところを見て、わたしも歩き出す。

 そんなとても素敵な1日だった。


【20240821】

 一日中スマホを触っていた。後悔するのも束の間、また触ってしまう。本当にどうしようか。


自分が信じられない

 明日クラスの子とタピオカを飲みに行く約束をした。楽しみ。


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