スドウ サキという人
連日、センセーショナルに報道されている人。
あるテレビ番組で彼女が小学6年生の時の文集が取り上げられていた。
『わがままな私は駄目な子だ』
そんなことを延々繰り返す文章だった。
逮捕に至った以上限りなくクロなのだろうし、その罪に擁護される余地は全く無い。
そんな彼女が書いた文章が引っ掛かり、きちんと読んでみたいとネットで探してみたけれど見つけられない。
テレビで見ただけで捉え違いもあるかもしれない。
『5年生になるまでにわがままを直そうとしたけれど直らなかった』
彼女はそう書いていた。
いつからそう思っていたのだろう。
そんなことを思いながら過ごす学校は女の子にとってどんな場所だったのだろう。
卒業文集に書くほどに頭を占めていたのだろうか。
12歳の女の子が6歳から10歳の間葛藤した文章を、誰か、何か、感じたりしたのだろうか。
自分をわがままだと卑下し続けた女の子。
同級生からみた当時の印象は『大人しい子』。
私には同じようなことを思いながら小学時代を過ごした覚えがある。
罪が事実なら、そして彼女が今まで取ってきた行動の責は全て彼女にある。
ただ、学童期に健全を育まれ損なった子の行く末が『普通』から遠いものになるということを見せられたような、そんな心具合になった。
小学生の女の子が延々と自己卑下する姿を想像するのはとても苦しい。