傷負いし愚か者

存在しない過去
決まりきってる未知数
そうでありながら
ここでこうして
目を見開き
仰ぐことをやめない

天へと投げかけた想いは
届ききれぬまま
僕へと降り注ぐ
鋭い槍と化しながら

さだめさだめとすべて
悟ったように
なだめ続けてきた自分自身に
今更 無意味な怒りぶつけたって
虚しいだけだよ
いい加減 潔くあきらめてくれ

体に食い込んでるこの槍が
このまま朽ち果てるのを待つのか
それとも
抜き捨ててくれる誰かを待ち続けるのか
いい加減 正解のない選択をしてくれ
無力な無能な 負傷者よ

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