僕のいるこの場所が
純情と欲情の
どちらにも転ばない
どちらにも手を出せる
曖昧な現実
それでも確かな何かを手にしたくて
もがいているんだよ

孤独な夜に怯えながらも夢をみて
いつもの朝と思いながらも期待して
誰かに愛されたくて
愛したくて
やっぱり愛されたくて
そのためなら自分さえも放棄して
貴方さえも罪にして
何を一体手にするんだろう

頷き 歩き始めて
それでも密かに首傾げてる
例えばそう…
置き去りにした時間に
終わらずにいる二人に
遥か彼方の貴方に
首傾げてる自分に

この伸ばしてる手の先で
放棄した自分に
罪になった貴方に
背を向けたままで
何を一体手にできるんだよ

おろした手のひらで
僕は僕を掴んでた
背を向けたままの
愚かな自分自身を手にしてた

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