【ワークショップの感想レポート！】2024/9/1開催 演出基礎編2　

個人開催版・演出ワークショップ第二弾！終了しました！
おりしも、この日関東では台風接近の影響で注意報が飛び交っており、自分の人生でこんなに切実にウェザーニューズみて祈ったのは初めてでした。
私も台風や悪天候の中で仕事することはありますが、主催となると本当に感じ方が違う…。万が一に備えて中止の想定も入れつつの準備となりました。

当日は結果的に開催決行判断となり、かつ皆さん全員が豪雨に見舞われることなくいらっしゃり、全員無事にお越しいただき、無事に帰って行かれました。正直、それが本当に一番ありがたいことでした。ご参加くださった皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

今回は演出ワークショップ第二弾！座学もボリューム満点、実践は二名の掛け合い芝居となります。初回が独白回なのですが、掛け合いはまた違うことに気を遣う演出構築が必要なため応用となります。

脚本に小道具を登場させる狙いから、プリンが登場する脚本になっています。小道具（プロップ）や武器の捌きは、高難易度の手法ですが、実際やってみて初めていかにヤバいかが分かったりする部分です。プロップの捌きは正直地味なので、どうしてもアクションやフェイシャルの方に意識が向くことが多いと思います。この回では、そのヤバさを痛感するための実践回でもあるのでした。(笑)

【演出メモ】
こちらは参加されたストーリーボードアーティストさんの書いた演出メモです。毎回素晴らしい書記…！その場でカット割りもなさっています
ご本人の許可をいただきましたので掲載させていただきます。

プリンの話をダークにやるってなんやねんと皆さん本気で思われるのですが（ですよね）、出来上がったダーク演出の本番では、俳優陣が迫真の演技。他の観客メンバーが本気で怖がって息をのんでいました。お客さんが怖くてドン引きする空気感が最高。これを映像作品でも出すのが命題となりますが、全員がこの空気感を一度味わうことが大切だなといつも思っています。

日常系の演出。日常演技は実はシリアスより難易度が高いです。やることも段取りも多く、かつ指示された演出を簡単そうにさらっとやりこなす必要があります。登場人物の「実在感」をだすことも命題の一つ。キャラクターに説得力を持たせ、キャラ同士の関係性をセリフのないところでも常に維持する構成となるため適応力や瞬発力も必要です。意外とやってみるとうわぁ！！と苦戦することが多いのが日常会話系のシーンなのでした。

ということで、今回も白熱したワークショップとなりました。
一緒に演出を考える側のメンバーや、その感想も、其々に発見なさっているポイントも非常に鋭く、そのお話を伺うのもとても楽しかったです。
やっぱりプロフェッショナルっていいなー！

個人開催のワークショップは、初回参加者が一名しかおらず正直「どうしよう…」となったところから始まりました。が、初回参加者の方々がこの続編のワークショップも続けて参加下さったり、色んな方をお誘い下さったりして今回は大盛況となり定員マックスの状態となりまして本当にありがたく思っています。奇跡…！皆さんのお陰で、何とか開催することが出来ました。
本当にありがとうございました。

帰りの道では、一瞬雨がやんでいたらしく、会場の真上に虹が出ていました。とにかく、無事出来たことに心から感謝します。家に帰って、やり終えた安堵でやっと我に返り、ワークショップで基礎連の運動をかっ飛ばしていたことに気付きました。すみません。次回はやりましょう！(笑)