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私という実がなるためには、まず現実に、いまここに、いる必要がある。

眠ったまま、過去や未来で自分を育てようとしても、それは幻でしかない。

そして、自分を知る必要がある。

本当の自分を。

私は自分という種の中にしっかりいなければいけない。

神から与えられた私という創造物の特徴や特性を、しっかり知っていかなければならない。

つまり、神様とつながる必要がある。

私(エゴ)が求める理想的な自己を創り上げようとしてはいけないのだ。

神様の仕事を邪魔して、無視して、勝手なことしちゃだめ。

真実から目をそらしてはいけないのだ。

自分を横に置いて、神様の声に耳を澄まさないといけない。

神様はいつもすぐ隣にいるのに、聴く耳もってないから届きようがない。
ごめんね、神様。

この場から、淡々と生きてみたい。ここにアンカーを降ろして。

子どものころはみんな神様とつながってた。自分と自分が一致してた。

子どものほうが色々見えている。全部お見通しだ。


秋はたくさんの実がなっている。

柿の実を見つめながら、神様の仕事を想う。

柿が柿であるように、私は私だ。

ありのままに、あるがままに、たくさんの実験と検証を。

淡々と積み重ねていくのだ。


ふと、なぜかこの詩が思い出された。

恩師が講座の中で教えてくれた詩。


もうすんだとすれば

まどみちお


もうすんだとすれば これからなのだ

あんらくなことが 苦しいのだ

暗いからこそ 明るいのだ

なんにも無いから 全てがあるのだ

見ているのは 見ていないのだ

分かっているのは 分かっていないのだ

押されているので 押しているのだ

落ちていきながら 昇っていくのだ

遅れすぎて 進んでいるのだ

一緒にいるときは ひとりぼっちなのだ

やかましいから 静かなのだ

黙っている方が しゃべっているのだ

笑っているだけ 泣いているのだ

ほめていたら けなしているのだ

うそつきは まあ正直者だ

おくびょうものほど 勇ましいのだ

利口にかぎって バカなのだ

生まれてくることは 死んでいくことだ

なんでもないことが 大変なことなのだ


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いまここでの、実りを祝おう。

季節が巡るように、小さくても必ず成長の跡があるはず。

そして、いまここからの、実りを祈ろう。

もう自分だけでやろうとしないで。

神様の手に委ねて、神様の声に耳を澄まして。

🍎

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