私のなかのドラゴン


もうすぐ9月。
秋がやってきます。

この秋という季節をどう迎え、どう過ごしていくか。
シュタイナー教育のミヒャエル祭という祝祭を知ってから、毎年意識するようになりました。

ラファエロ・サンティ『聖ミカエルとドラゴン』(1505年頃)


ミヒャエルは竜退治の天使。

竜(悪)を制する大天使が、この秋という季節に私たち人間を見守っている。
冬に向かって、光よりも闇が長くなっていく秋に。
人間が、自分の中の闇とどう向き合っていくか。
ミヒャエルは、人間が自分の中の恐れに向き合い、それを超えていこうと意志するのを待っていて、勇気をもって行動していく者の後押しをしてくれるそうです。

自分を癒す。
私は私を生きていく。
本当の生を生きていく。

癒しのチャンスは、人生の大きな決断とかだけでなく
むしろ日常のささいな場面にあって

でもその扉を前に、立ちすくむ私がいる。
恐れ、罪悪感、無知、プライド、、、
色んな理由をつけて、元居たところに戻そうとする
私のなかのドラゴン。

いま少しずつ感じていることは、ドラゴンは敵ではないのだということ。
自分の世界を必死で守ろうとしている、小さなこどもの私、のような気がしています。

自分の中のドラゴンと向き合う上で、少し気持ちが楽になったのは、これをしているのは、私一人じゃないってことに目が行くようになったことです。

そして、ひとりの中のドラゴンは、みんなの中のドラゴンだということ。

ドラゴンを超えて、幻から目を覚まし、真実に向かっていくことは、この地球で、人間みんなで取り組んでいることで、みんなで超えていこうとしていること。

そのことを想うと、心が静まり、一歩前へ。
進んでいけそうな気がしています。

今日はほんのささいなことですが、ミヒャエルが助けてくれた、と感じる出来事がありました。

もしかしたら

これまでも
気づかないけれどずっと助けてくれていたのかも。

今ふとそんなことがよぎりました。

私のなかには闇もある。

光もある。

全部ある。

自分の中に光があるなんて

そんなこと信じられなくても

必ずある。

私のなかにはどちらもある。

私のなかのドラゴン
まぼろしのドラゴン

ミヒャエルの力を借りながら

ひとつひとつ向き合い
ひとつひとつ超えていきたい。

ひんやり、秋のはじまりの夜に。

そんな気持ちです。

🌙

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます^^

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