68.夜の高校に忍び込んで肝試し！

いらっしゃいませ、そば処『つきなみ』の岩永ゆずです。
今宵はワル！いざ実行の時！！
玉平さん、よろしくお願いします！

それにしても、誰もいない夜の学校…
昼間と全然違う雰囲気です！
カサカサと足音！！
そしたら一輝の奴、わたしを前に突き出したの！信じらんない！
目の前をゴキブリが通過。思わず一輝叩いちゃった。

遠くでピアノの音が聴こえてくる。向かうは音楽室！
一輝は絶対に聴こえないってジタバタ。聴こえるんです。間違いなく。
「びびってねーし」って、明らかにびびってんの。
音楽室から聴こえてきたのは、『G線上のアリア』。戸を開けたら、玉平さん！
玉平さんって、ピアノ弾けるの！？
わたしも弾きたい！
一輝は『猫踏んじゃった』くらいしか分かんないって。
それってラブソングだっけ？
玉平さんが何やら楽譜を持って来た。
ミスチル？
南雲さんって人が、ミスチル好きらしいんです。
春からやって来た『たまひらハイツ』の住人なんですって。
一輝にも一部を弾かせて、『君が好き』一緒に弾きました。

なんでって？
もちろん、『恋の七不思議』だからです。
その4、音楽室のピアノで、二人でラブソングを弾く。

#恋の七不思議 #ミスチル #たまひらハイツ