20221215 療養メモ コーヒーはひたすらネスカフェゴールドブレンドのカフェインレス
コーヒーはいつから好きになったのだろう?
小さい頃、コーヒーは大人の飲み物として、憧れの存在だった。
父や母、祖母もまた毎朝コーヒーを飲んでいた。
幼い頃、缶コーヒーと言ったらUCCコーヒーだった。
まだ、ジョージアはなかったし、ポッカの渋いおじさんの顔が描いてあった缶コーヒーは余り目にすることもなかった。
そんな缶コーヒーでさえ、ものすごく特別な感じがあった。
ジュースといえば、バヤリース。
サイダーといえば、キリンレモンか三ツ矢サイダー。
酒屋がビンのジュースをケースで運んできてくれる時代だったし、自動販売機はビンのタイプで栓抜きで開けるタイプのものだった。
コカコーラやファンタ、スプライトはちょっと特別な飲み物といった感じ。
そんな時代に育った。
コーヒーを習慣的に飲むようになったのは、ほぼほぼ就職してからだろう。
最初の職場では、朝一番に出勤した人がコーヒーメーカーのスイッチを入れて、コーヒーを立てる。
これは、月に500円ほど出すことで、職場みんなで共有して飲むことが出来るものだった。
次の職場に転勤したら、それぞれがインスタントコーヒーのビンを持っていて、それで自分で入れる。
ポットのお湯はいつも沸かしている状態。
お湯がなくなれば、お水を足してお湯を作る。
その職場に勤めるようになってからは、ネスカフェエクセラを愛飲するようになった。
家でも、コーヒーを飲むようになったし、カフェインの摂取量はかなり多かったと思う。
1度目の休職をする直前などは、1日にコーヒーを10杯くらい飲んでいた。
ただでさえ精神的に苦しくなっているところに、カフェインを大量に摂取していた状態だったから、睡眠の質はかなり悪かった。
というか、眠れなくなっていた。
眠れないから、体調が整わない。
一晩の睡眠時間が2時間とか3時間。
そんなのが続いて、仕事の効率は悪くなり、ミスも多発する。
体調は崩れやすく、しょっちゅう発熱したり、変な病気にかかったり。
そんなこんなで双極性障害が日常生活が立ちゆかない状態になったことでドクターストップが掛かった。
このときに、カフェインの摂取をやめるように指導される。
しかし、コーヒーは大好きになっていた。
お茶は、元々カフェインの少ないほうじ茶やルイボスティーなどを飲んでいた。
しかし、利尿作用が強くなることもあり、処方された漢方が効きにくいということもあって、こうしたお茶はこれも飲まないように指導された。
飲んで良いのは、麦茶か水。
糖分の入った清涼飲料水もダメ。
そんな指導を受けたのだが、そこで思い出したことがあった。
「そういえば、ネスカフェにカフェインレスがある」
父が十二指腸潰瘍で胃を2/3ほど摘出した際、胃への刺激物は厳禁となったのだが、コーヒーも厳禁のリストの中にあった。
父もコーヒーが好きだったので、お医者さんにコーヒーの何がダメかということを質問したらしい。
そうすると、カフェインがダメだということを教えてもらったそうだ。
そこで、カフェインレスのネスカフェゴールドブレンドを飲むようになったのだ。
そのことを思い出した。
調べてみると、普通に手に入る。
普通のゴールドブレンドとの違いは、パッケージが赤色。
自分も、これを飲むようにした。
街に出たらスタバには、ディカフェがある。
カフェインレスのコーヒーというものがそれなりに定着することにもつながった感じがある。
今では、職場でも家でもこのカフェインレスコーヒーを飲む。
これが結構美味しいのだ。
何も不満がない。
たまに、コメダ珈琲店や外の喫茶店などで普通の珈琲を飲むことがあるが、飲むとものすごく脳が興奮状態になるのがわかる。
カフェインをほぼほぼ絶っているので、ちょっとしたカフェインでも身体がすごく反応する。
利尿作用などものすごい。
カフェインを絶つことで、どれだけカフェインの力で自分を持ち上げた状態になっていたかがわかる。
今は、カフェインの無い生活。
穏やかに過ごすことが出来る。