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この歌は名曲だと思う・・・「砂の船」中島みゆき

中島みゆきのアルバムは全て持っている。
コンサートや夜会にも何度か出かけた。

本当にいい曲はたくさんある。No. 1を決めるなんていうのは、とても難しい。

どのアルバムを聴くか、それこそ気分で変わる。
新しいアルバムもとてもいいけれど、そうすると昔のアルバムも気になってくる。

調べてみると、「寒水魚」というアルバムはチャート1位を獲得した事のあるアルバム。このアルバムが出た当時はまだ幼かったので、このアルバムを買ったのはそれこそアルバイトをするようになってから。だからレコードではなくCDでの購入。

このアルバムの中で色々といい曲はたくさんあるが、クルマの中でこの曲が流れて来たときに、思わず涙が溢れてきた。ちょうど信号待ちのタイミングだったので、よかった。コンビニがすぐそばだったので、その駐車場の隅っこにクルマを停めて、曲が終わるまで静かに聴く。

この曲は、夜会でも歌われている。
このアルバムが発売されたときと発声が変わっている。ご乱心の時代を経てボイストレーニングを積み、歌い方が変化したからとも言える。
アルバムのか細い透き通った歌い方も好きだけれど、夜会での腹の底から発せられる力のこもった伸びやかな歌声の方が結構好きだったりする。

この歌を聞くたびに、詞から連想される情景がいつも脳内に広がる。
「海」という言葉が出てくるが、月明かりはないが星空の中の波の静かな夜の海というイメージ。でも、言葉にしてしまうとこの上なく陳腐に感じたりするなぁ。イメージはイメージで味わった方がいいのかもしれない。
中島みゆきの歌が好きなのは、そういった世界を見せてくれるからかもしれない。特にこの曲は、夜会で歌っている姿も含めて、色々と脳内でシンクロしてくる。

曲が終わり、涙が止まったところで、少し気持ちがスッキリした感じになる。

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