日記 #理想の休日
一日休みの日。前に考えた「休日にしたいことリスト」を全て一日で完遂できた。満足。
私の理想の休日とは、人の都合なんて考えずに自分のQOLを縛アゲすること。具体的には、欲しいと思っていたものを買い揃えてみたり、意味なく散歩をしてみたり、映画を観てカフェに行くこと。
そう、私の理想の休日には少しずつ、でも確実にお金がかかる。現在の私のお財布にはお札が入っていない。全財産500円あるかないか。いや小学生か。自分の計画性の無さに嫌気がさす。TSAロックを買いに行かなきゃいけないのに、どうしよ。なんとかなるか。
・映画『アナログ』を観る
まだ上映中だからネタバレはしたくないです。素敵な映画でした。
素敵な人と素敵な人が出会って、私の理想のデートをしていました。とても幸せな気持ちになれます。「今の表現素敵だな」とか「こういう人に憧れるな」とか考えているうちに、私の周りに座っていた人達はみんな泣いていました。みんな感動できているのに私だけ現実に取り残されたような、冷静に分析しちゃってる自分に嫌気がさしました。でも幸せでした。
おすすめです。素敵な映画です。
自分がいいと思ったものを、相手に受け入れてもらえてももらえなくても「素敵です」と伝え合える方々は、素敵だと思います。
追伸.やはりカフェには内装外装も大事。ブラックコーヒーが飲めるようになりたい。
・買い物
ロフトに行った。自分の家の近くではなく大きい店舗に。
年末に渡す予定の手紙用に、便箋と封筒を買った。あの店舗以外に無いのかは分からないけれど、少なくとも近所のロフトにはない、無地の封筒とポストカードが色ごとに棚にズラッと並んでるあの場所が好き。
あの子にぴったりの色を見つけられた。open when lettersもあの封筒使うと可愛いかな。いつか誰かに貰いたいもの、あげたいものの一つ。
・お気に入りのカフェに行く
わざわざそのカフェに行くためにその駅に降り立った。
前に親友と行った思い出のカフェ。あそこで食べたフレンチトーストの美味しさが忘れられなくて今回も頼んだ。前に行ったときは駅から5分ほど歩いたところにあったのに、移転して駅ビルの中にあった。土曜の昼だったからか、人がたくさんいて少し緊張していたかもしれない。
フレンチトーストを待ちながら、何をしようか考えていた。あの時間、あなたなら何をして過ごしますか。私はスマホを見て、本を読んで、映画のこととか今日買ったもののことを考えていました。楽しい時間だったな。話す約束をして、相手に急用が入ってまだ話せていない相談事についても考えを巡らせようとした。けどやっぱり自分一人で考えるにはとっくに限界が来ていて。気持ちが暗くなる前にフレンチトーストが届いてよかった。
フレンチトーストは変わらず美味しくて、幸せな気持ちになれた。満足感を隠す気もない満面の笑みで、外の通行人と目が合い、「これ凄い美味しいですよ」と伝えたくて熱い視線を送ってしまった。すでに気分はCMの女優、ショーウィンドウのマネキンだった。普段の私なら気まずくて目をそらすはずなのに。別人になれてしまうほどに、あのフレンチトーストは美味しかった。(こういう自分が散歩に似ていると思う。)
ただ、フレンチトーストにキャラメルラテはあまりおすすめしない。あれは甘党の人向けだ。完全に胃もたれを起こしたけど、幸福度がMAXから1000%に落ちただけ。十分満たされている。
・本を買う
お腹を幸せと確かな質量で満たした私は、カフェにだけ行ってこの駅を去るのはもったいない気がして、散歩をしようとした。
しようとして、ピーコックストアに入る。しっかり駅前。色々な人がおすすめしていて、ずっと読みたかった本『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う』を買った。幻冬舎文庫だったから麦本散歩もあって、今これ持ってるーと思った。カバーは丸善。万引きじゃないです。
読むの楽しみだな。
疲れたのと物欲が満たされたので帰路に着く。今日は理想の休日を過ごせた。誰かに言いたい。ついでに『アナログ』の感想もしっかりと伝えたい。とりあえず下書きに書いておこうかな。
今日の幸せポイント
・髪が綺麗に巻けた+広がらなかった
・アナログという素敵な作品に出会えた
・一目惚れのコスメに出会えた
・納得する封筒と便箋を選べた
・丁寧に文房具を包んでもらえた
・フレンチトーストが美味しかった
・欲しかった本が買えた
今日成長を実感したこと
・運動靴であの街に一人で行けたこと
あの街とは、大きなロフトのある大きな街。若者で溢れかえっている街。今までイケイケな人しか過ごせない街だと思っていたけど、堂々としていればいいと思えた。
いつもあの街に行くときの相棒だった厚底靴は今日はお留守番。坂の多い街だから毎回靴擦れしつつ、目線が高くなった自分は人々の仲間になれている気がしていた。でも結局みんな同じ街を歩いているというだけの他人で仲間なんかじゃない。自分らしく生きれた気がした。
でも、新しい場所に行くときはよろしくね、厚底。