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優越の錯覚 : 他人より優れている、と感じることのメリット
このような経験はないだろうか。
他人より自分の方が優れている、と感じると普段の自分よりもい良い結果を残せる。
自分にはこのような場合がある。
Duolingo をやっているときだ。
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リーグが始まる月曜日、この時点でランキングの1位になっていると、
その週は最終日まで、1位でいよう。という気持ちが強くなる。
しかし、
水曜日まで降格のエリアにいると、その週はうまく頑張れないことが多い。
duolingo の最上位リーグはダイヤモンドである。
しかしながら、
ダイヤモンド以下のリーグで1位をとっていても、1位でいよう。
と、頑張る気持ちは存在する。
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つまりだ、
全体的に見たら上位にいなくても、部分的に上位であれば、人はこう感じるのだ。
自分は優れている。
これはある意味で、悪い錯覚と言える。
なぜなら、実際は全体のトップにいないのに、自分をトップと勘違いしてしまうためだ。
これにより、向上心が薄れ、さらに上を目指すことが難しくなるかもしれない。
ここで気づいた方も多いだろう。
これは利用できる
全体のトップにいなくても、部分的にトップでいると感じることができれば、人は普段より頑張れるのである。
この現象を調べてみると、『優越の錯覚』という心理学的現象なのだそうだ。
他にも例を挙げてみよう。
たとえば、英語学習。
とある高校で1番、英語の成績がいいとしよう。
成績がいいため、他の生徒よりも積極的に英語を勉強する。
しかし海外の人と話せるわけではない。
世界規模で見るとこの子は英語ができない部類に分類されると言える。
なぜなら、英語を母国語として話している人たちがいる。
さらには、日本人でも英語を流暢に話す人たちがいるからだ。
しかし、これも優越の錯覚であると言える。
まとめてみよう
全体のトップにいなくても、部分的にトップでいると感じることができれば、人は普段より頑張れる。
これを『優越の錯覚』という。
ではここからは、活用例を考えていく。
日々の生活で、より多く『優越の錯覚』を感じるには?
もちろん、どんな場面でもこれを感じた方がいいとは言わない。
自分はできるのだ、と強く錯覚してしまうかもしれないからだ。
あくまでも、うまく使う。
1日のどのような場面で活かせるか?
家族よりも早く起きる。
みんなが寝ている間に何しよう?という考えが起こる。
これは使える。
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友達よりも早く課題を終わらせる。また、予習をしておく。
友達よりも、自分は学習の内容を理解していて、
もっとできるかもしれない。と思える。
お風呂に入る前に、軽く運動をする
運動をする人は比較的少ないため、『優越の錯覚』を感じることができるかもしれない。
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まとめ
『優越の錯覚』を上手に活用することで、部分的な成功でも自分を鼓舞し、日常生活や学習でより良い成果を出すことができる。ただし、過度な錯覚は向上心を妨げる可能性があるため、バランスが重要である。