骨董屋という仕事をしている、ホリデイズのアベソラタロウ
僕の仕事は骨董屋だ。
なかなか稀有な仕事だと思う。
正しくは古物商、の中の骨董屋、の中で古道具を主に扱う道具屋と分類される仕事を行っている。
僕は古物商だ、骨董屋だ、道具屋だ、古道具屋さんだ。
そのいずれもが正しい。
1.僕の名前-アベソラタロウ-
阿部です→インパクトに欠けるから僕は自分をこのようには説明しない。
宙太郎です→なんて読むの?と、いちいち説明に苦労する・・・それを30年続けてきた。
"阿部"という平々凡々な苗字から下に来る圧倒的質量"宙太郎"というバランスは自分の名前ながらなかなかに気に入っている。
宙太郎
読みはこれでソラタロウ。
本来は空太郎にしたかったらしい。
それじゃあ空き缶の"空"
empty太郎は縁起がよろしくないんじゃない。ということで宙の字をあてた、そうだ。
なので母がイメージカラー紫、宝塚・宙組の熱狂的なファンなわけでもなければ父がSFアニメファンでもない。
圧倒的な質量をもつ名前に比べ、背景が弱い。
そんなところも気に入っている。
でも僕、アベソラタロウの最大のアイデンティティは、名前ではない。
ましてや見た目でもなく"骨董屋"である、ということ。
これまた説明に苦労する仕事。
30年生きてみれば自分がどんな人間なのかは自分がよくわかる。
説明に苦労しながら生きていく、そしてそれがまんざらでもない。
それが僕の人生と、僕。
2.僕の沿革-僕とホリデイズ-骨董屋という仕事
簡単な、"僕"の沿革。
アベソラタロウ
合同会社ホリデイズの代表
1992年3月2日生まれ30歳
仙台生まれの仙台育ち。
18歳の頃に進学とともに東京都町田市へ、しかし2年足らずにリタイア。その後帰仙。
大手不動産会社が経営するホテルでフロントスタッフを経て、21歳から個人事業を営む。
・・・といいたいが父が骨董屋稼業であったことも手伝い、正しくは帰仙のタイミングの20歳のころから今の仕事をやっていた。
なので僕の「古物商(骨董商)キャリア」は30歳にして10年選手。
21歳からの個人事業生活・・・25歳の時、「こんなんじゃダメだ」と思い、法人成り。代表に就任した。
名称は"合同会社ホリデイズ"
ホリデイズは僕の親父(弊社役員)が1995-2011年の期間に仙台市内で営んでいたアンティークショップの名称だ。
僕はその名称と実態の復活をもくろんだ。
2021年6月、社会の仕組みの変わる、様々な環境変化の真っただ中ではあるが実店舗と、併せて自社ECをOPENするに至った。
2011年で潰えたと思われたホリデイズは空白の10年を経て、また仙台に現れた。
なので今は骨董屋稼業として「10年目」会社にして「5期目」店舗を構えて「もうすぐ1年」といったところだ。
3.僕のnote-書くということ-
そんな僕の会社、ホリデイズのことを知りたいという人は意外とたくさんいる。もちろん、非常に名誉なことだ。
でも中にはホリデイズのアベソラタロウを知りたいというお話もいただく。それは驚きだ。
気づいたら「アナタを知りたい」という言葉に「またまた」と怖気る青い日々はとっくに過ぎ去っていた。
心身ともにオッサンに両ひざ浸かったミソジの僕は「しょうがないなあ」と重くもない腰をあげる。
多分、あまり待ってはいないけれど、卑屈になるには子供でもない。