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「胸騒ぎ」をみたよ。

あらすじ:イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦のパトリックとカリン、その息子のアーベルと出会い意気投合する。数週間後、パトリック夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れた彼らの家を訪ねる。再会を喜んだのも束の間、会話のなかで些細な誤解や違和感が生まれていき、それは悪意となって広がっていく。

ネタバレ注意!!


今日、U-NEXTにて鑑賞。見終わるまで5回停止ボタンを押して、二日かけて見ました。それほど超ど級のトラウマ映画です。

原題はGæsterne=「客」 / Speak No Evil=「悪を語らず」であるが、日本のタイトルは「胸騒ぎ」。日本のタイトルがこの映画の世界観に合ってないし、言葉が非常に軽いのが気になった。

今作品は、ミヒャエル・ハネケ監督の「ファニーゲーム」と同じジャンルです。不条理な状況に追い込まれる夫婦の末路は凄惨すぎて脳裏に焼き付いて離れない。ラストシーンは古代から伝わる処刑方法を用いている。今まで見た映画で初めて見る殺人シーンだったので非常にインパクトがあった。おそらく、あのラストシーンは一生忘れないだろう。

被害者の夫婦は加害者夫婦から何度か逃げ出すチャンスはあった。特に被害者の夫は気が弱く、泣いてばかりであった。日本では『尼崎事件』『北九州監禁殺人事件』など暴力で洗脳し、被害者を無抵抗にする凶悪事件がある。日本人は映画の極限状況で無抵抗に陥る被害者夫婦の心理は理解できるのではあるまいか。

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みやびの映画日記
日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。

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