高尾山から富士山を眺める
こんにちは!最近、急に山に行きたくなってトレッキングシューズを買いました。お店に行ってズラーっと並ぶ靴達の中から選び方が分からず、店員さんに色々教えてもらいながらのお買い物です。
店員さんに「どこの山に行かれるのですか?」と聞かれて、「高尾山に」と私・・。
他に「大山」や「金時山」のワードも思いつ行きましたが違いがよく分からず、人生初のトレッキングシューズを手にワクワクしながら帰りました。
5月の晴れの日の土曜日。
高尾山にむけて出発!
家族を誘って車を運転してもらいました(いつもありがとう)。
自宅を朝5時30分に出て、横浜から高速道路を利用して向かいます。
八王子インター付近で少し渋滞があったものの自宅から2時間ほどで到着。
10分程かけて”高尾山口駅”へ向かいますが、思ったより人が少ない。
高尾山の玄関口の”高尾山口駅”に着いても人が少ない感じ。
高尾山ケーブルカー乗り場も空いている。
ケーブルカーは混んでいたら諦めようと思っていたのですが、余裕で乗れそうだったので切符(大人片道490円)を買って並びました。
高尾登山電鉄ケーブルカーは、ふもとの”清滝駅”から山腹にある”高尾山駅”の間を15分単位で往復。1000mの距離を片道約6分で走行し、ケーブルカーの線路としては日本一の急勾配だそう。
標高201mの”清滝駅”から標高472mの”高尾山駅”まで一気にショートカットしていきます。
汗もかかず楽に行けていいのか少し罪悪感がありながら、かわいいケーブルカーに乗れて嬉しい。
改札を出ると、舗装がされて初心者でも歩きやすいコースの1号路につながっています。こちらのコースは薬王院やたこ杉、売店、トイレ等の施設も充実していて観光を楽しめるとあるので行きは1号路で行ってみよう。
少し歩くと根がたこの足のように曲がりくねった大きな「たこ杉」があります。
「タコ杉」から5分ほど進むと「薬王院」の参道で分かれ道がありました。
左の”男坂”の階段の数は人間の煩悩の数と同じ108段!自然に右を選びます。
ゆるやかな方を歩いたので体力も余裕で、「薬王院」に到着。ケーブルカーを降りてから30分過ぎました。
「山門」から「奥之院」まで「薬王院」の中を抜け、山頂まで続く道を進むと高尾山の頂上に到着です。時刻はまだ午前9時前。
標高599mの山頂からは富士山が綺麗に見えました。皆さん思い思いに写真を撮ったり軽食を食べたりのどかな雰囲気です。
写真の左側の目立つ高い山は大室山(1,587m)、高尾山の2.6倍程。
55.3km先にある富士山が綺麗に見えるのは真ん中にある谷が奇跡的にあるからだそう。
山頂の見晴台の手前を右に降りていくと「もみじ台」があってこちらからも富士山が見えます。
さらに傍には「細田屋」という茶屋があり、そば・なめこ汁・おでんなどを食べることができます。
まだオープン前の時間だったのでなめこ汁は断念。
さて、頂上まで来たので帰りのコースを決めます。
高尾ビジターセンターのマップの説明を参考にすると気になるのは、
・3号路:緑が濃い常緑樹の木々の間をぬけるなだらかなコース。
・4号路:吊り橋があり人気、ブナやカエデなどの落葉広葉樹の広がる森を抜けるコース。
・6号路:涼やかな沢沿いを歩けるマイナスイオンたっぷりのコース。
・稲荷山コース:ガツガツ山を歩きたい方にオススメの道幅の広い尾根コース。
ここまで割と楽に来れたので6号路の沢沿いコースとも悩みましたが、人気の吊り橋を選んで4号路のコースに決定。
新調したトレッキングシューズが活躍する出番がくるかな?
新しそうな木の階段だと思ったら、4号路は下山で利用する登山客・観光客が滑りやすく転倒する人も続出していたため、事故防止のために2024年1〜3月の期間に改修工事が行われていたそうです。
生い茂る木々のなか30分位歩くと見えてきました。
奥に4号路人気の吊り橋!
吊り橋は安定感があったので高所恐怖症の私でも簡単に渡れて、途中お花を眺めたり倒木をまたいだりしてどんどん先に進みます。
ようやく2号路に合流しましたが物足りなさがあったので、2号路北側ルート入口から蛇滝コースに入ってみました。
「薬王院」の水行道場のひとつである「蛇滝」を目的にして、引き返す予定です。
しかし想像以上にハードな下り道で進んでも進んでも全く滝の音も聞こえず、挫けそうになった時に現れてきたのがこの風景。
滝のある道場には水行修業の体験者しか入ることができないらしく、立ち入り禁止と書かれてました。
さあ、気を引き締めて来た道を戻ります。
だいぶ下ってきたので上りもハードかもと不安でしたが、蛇滝にパワーをもらったので頑張ってケーブルカーの”高尾山駅”まで移動。
木陰が多く助かりましたが、汗が出てきて足も少し痛くなってきました。
ここからは1号路の舗装された道を進んで下山するのみ。
1号路途中から「金比羅台」に立ち寄るとまた違う景色が見えました。
東側を望める展望台は高尾山の中でここだけで、「金比羅台」のすぐ下には八王子市街が見えて、遠くに東京都心なども見渡せます。
このまま順調に道を進んで、朝乗車したケーブルカーの”清滝駅”に戻ってようやくゴール。
高尾山はいろんな景色がみれて楽しかったです。
私は新しいトレッキングシューズを履いて行きましたが、周りは小さなお子さんもいたり、普段の服装の方も目立ちました。
舗装された1号路コース利用だとそれでも良いようですね。
まだまだ他のコースもあるし、さらに陣馬山〜景信山〜城山〜高尾山をいく総距離17kmの縦走という楽しみ方もある。
とりあえず次は6号路の沢沿いのコースにチャレンジしたいな。
記念に歴代ケーブルカーピンズをガシャガシャして、ゲットしたのは左上の現代の「秋のもみじ号」。この日の思い出がカタチになりました。
さて、お腹が空いてきたのでお昼ご飯にしますが、12時ということもあり周辺のお店等は混んでたので、JR"八王子駅"近くまで車で移動してスープカレーのお店に入りました。
最近、私の中でスープカレーの第二次ブームがやってきて、どうしても目についてしまうのです(^_^)
入ったのは『ガラク』というお店。スープも野菜・お肉も美味しかったです。ライスに添えたレモンが爽やかで良かったな。
高尾山は外国の方や全国的にも大人気で、登山者数は世界一を誇り優れた観光地としてミシュランガイドの三つ星にも選ばれているそう。
電車だと京王電鉄の高尾線で”高尾山口駅”まで運んでくれるので交通の便も良いのも魅力のひとつ。
登山目的で電車に乗って旅するのも楽しそうですね。
高尾山の次はもう少し遠くの山を探して登ってみようかな。
”新しくはじめたいこと”がまた一つ開拓された気がします(^^)
最後に見出しの画像は「もみじ台」から見える富士山と観覧車にしました。小さく小さく手前に見える観覧車は「相模湖プレジャーフォレスト」の観覧車です。昔、遊びに行ったことを思い出しました。
高尾山から富士山を眺める、読んでいただき有難うございました(^-^)