こんなこともあるよね



「夫が緊急で市民病院きてます
明日は無理かと思います
ごめんなさい」
こんなメールを友だちに送った

今日、夫が苦しがって「お腹いたい!早く帰ってきて」って、出掛け先に電話をしてきた
急いで帰って急いで市民病院に駆けつけた  
夫が 胆管結石で入院になった
バタバタの1日だった

夫が倒れてはや8年目
夫が一緒に行かなくっても、楽しみはできるうちにできるだけ、ひとりでも楽しもうと思った矢先のことだった
楽しめるうちは短かかった

また、楽しめるようになるまで、ひと休み
なんでこうなるかなあ

そのとき緊急診療所で「娘さんですか」の一言 笑いが込み上げてきた
少し若作りしたわたしと8年前の脳出血のせいで、歩くのもおぼつかない、少し老いた夫

不謹慎だけど、やっぱりフッと笑えてくる
こんなこともあるよね

病院からの帰り道、まだ少し明るい空に、夕焼けが反対側の雲まで染めている
出たばかりの少しうっすら透ける白い月、反対側には夕焼け 
まっ白い月がちょっとだけピンク色に染まって 綺麗だった
その月は、真上に上がるとともに黄色くなり、またまた大きくて綺麗

1人の夜は久しぶり
寂しいなあ

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