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今朝のサンドイッチ~ロデヴ
ロデヴというパン、ご存じですか?
南フランスの小さな町ロデーヴ(Lodève)発祥のシンプルな田舎パン。
水分が多くて中はモッチリ、皮は分厚めでしっかりで、パン単体もよし、お料理に合わせるもよし、ワインと共にもよし!なパンです。
ミラノに住んでいたころ、ご近所でこのロデヴを週に3日だけ焼いていたパン屋さんがありました。
水分が多いからじっくりと発酵させて、オーブンのコントロールをしながら一気に焼かなきゃいけないから毎日出すのはやめた!とのことで、タイミングを狙って買いに行かなきゃゲットできないレアアイテム。
ロデヴには形についての細かいルールがないらしく、
「こねて、発酵させて、生地の塊りを適当な大きさにカットして焼く。
気分によっては大きく焼いたり小さく焼いたり、長く焼いたりもしてるよ」と言っていた通り、日によって大きさも形もかなりバラバラ・・・なのに、決まって美味しいパンでした。
こちらも注文する時に「その小さめのブロックをひとつください」とか「長いほうひとつ!」とか「右の大きな塊を15センチほど」とか気ままなオーダーをしていました。
まだまだしばらくはイタリアにも行けないし・・・あー、あのオジちゃんの焼くロデヴみたいなパンが食べたいなぁと思っていたら、ご近所のパン屋さんが出しているのを発見。
お味見に!と買って帰り、あまりの美味しさに味見の分量をとっくに超えちゃいました。
そこからロデヴを買うこと数十回。
このパンでも美味しい朝サンドができるなぁと、今朝はこんな風にいただいてみました。
こんな塊りで買ってきて
↑ こんなふうにカットして、真ん中に切れ目を入れて開きます。
気泡の大きさが、水分がたくさん含まれた生地を一気に焼いた証です。
この白いクラムがしっとりモッチリ美味しいんです。
皮が香ばしく、歯ごたえもしっかりしているので中に入れる具は「歯ごたえのコントラスト」で選んでみました。
ニンジンの千切りに柚子果汁とナッツを砕いたもの+サラダチキンと根菜のいろいろ入った市販のゴボウサラダ。
ちいさな(小さすぎる 笑)こだわりとして奥のほうに味のしっかりしたゴボウサラダ、手前に軽やかなニンジンサラダを挟んでいます。 笑
これにチーズとハムを挟んで完成です。
皮の食感と中の具材のコントラストの楽しい食べ方になりました。
このロデヴ、今回は横に開いて中に挟みましたが、縦にスライスして少しトーストすると、皮がパリリッ&クラムがサックリと、これまた美味しいいただき方ができます。