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久しぶりにお世話になった大家さんを訪ねる


藝大の寮を出て10年住み続けた古風なお家

藝大の寮を出て10年住み続けた古風なお家<後編>

を先にご覧ください。

10月10日に開催したリサイタルは、3年ぶりということで、久しぶりに連絡を取り、リサイタル案内を送った人たちがたくさんいました。

皆さんお元気ですか?

その中の1人、『10年住み続けた古風なお家』シリーズで紹介した、昔住んでいたお家の大家さん。リサイタル当日も会場に足を運んでくださいました。

リサイタルの案内を見て、すぐに連絡をくださった大家さん。
嬉しくなり、ご家族や、ワンちゃんが元気にしているか、聞いてみたところ、

「A(ワンちゃん)の調子が悪いので、リサイタルが終わったら会いに来てね」と。

いつもお散歩や、留守番にお世話をしていたワンちゃん。一時期とても調子が悪かったそうですが、持ち直したとのこと。リサイタルが終わったら必ず会いに行こう、と思いました。

そして、会ってきました!
久しぶりに降り立った駅。と言っても、実は昨年、動画の撮影でこの近辺に来た際、流れで、昔住んでいた家を見に行ってみよう! と撮影隊と一緒に訪れたことがありました。大家さん宅と隣接していた、私が住んでいた家は駐車場になり、おそらくお孫さんたちのものと思われるおもちゃが置いてありましたが、お留守だったようで、その日は会えませんでした。今回は、ちゃんと事前に連絡をしていたので、大丈夫!

インターフォンを押すと、
「どうぞ~」
と懐かしい声が。
ワンちゃんを抱いた大家さんが階段から降りてきました。ワンちゃんも想像していたよりは元気そうでした。会えてよかった!

リサイタルに来てくれた大家さんの感想に感動

「この前のリサイタルよかったよ!」
率直に褒めてくれました。大家さんのお嬢さんは音楽家で、大家さんご本人も以前複数の合唱団で歌っていらっしゃったこともあり、かなり耳の越えたお方。感想も是々非々で、的確に言われるので、実は感想を伺うのがちょっと恐くもありました。このお家に住んでいた当時に聴きに来てくださったコンサートでは、

「あなた細すぎて、吹けば飛ぶって感じ。もっと食べなさい!」 
と言われたことも。

しかし今回は、

「第一声から違った。成長していてびっくりした! 最後まで楽しめたよ」と、嬉しいお言葉。
大家さんは、毎日のように練習室をお借りして練習していたので、苦悩の時代に一番歌声を聴いてくださっていた方かもしれません。

あっという間に時間が過ぎ、帰る時間に。
「また、ゆっくりいらっしゃいね!」

と実家に帰ったかのような暖かさを感じられたひと時でした。
また会いに行きますね!

2022年10月10日「歌う喜び ソプラニスタ 木村優一 2022年オータムコンサート」の模様は今後、YouTube木村優一公式チャンネルでも公開していきます。早速1曲ご覧ください。 ↓

 


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