高菜めし~懐かしい土曜日のお昼ご飯~
「白樺、青空、南風~~~季節が都会ではわからないだろうと、届いたおふくろの小さな包み」
と歌の歌詞ではないですが、我が家にも実家から小包がよく届きます。つい最近届いた小包に、ひと際「臭う」ものが入っていました。
熊本の名物のひとつ「高菜漬け」
母から、「ばあちゃんが漬けた高菜漬けが入っている」と連絡が来ました。90歳を越えている祖母ですが、今でも季節の行事をとても大切にし、四季折々高菜、梅干し、らっきょうと、漬物作りにいそしんでいます。春になると高菜漬け。その名の通り高菜の葉の漬物ですが、浅漬けと古漬けがあり、どちらも子供のころから馴染みの食品でした。
思いおこせば、熊本で生活をしていたときは、高菜漬けが常に食卓に上り、たくあんや梅干しと同じ並びだと思っていました。しかし東京で生活するようになり、高菜をほとんど見ない?! たまに見かけるといえば九州のラーメンを提供するお店で見かけるくらい……ということはやはり郷土料理なのかな?
調べてみました!↓
そういえば、祖母が、漬物にする高菜の葉っぱにも種類があるようなことを言っていたことを覚えています。やはり熊本の食卓には欠かせない郷土料理でした!
土曜日のお昼の定番「高菜めし」
熊本出身ではない妻に「どうやって食べるの?」と聞かれ、真っ先に
「高菜めし」と答えました。高菜めしとは、高菜漬けをご飯に混ぜるだけもの、高菜を入れた焼き飯のようなものと作り方はさまざまですが、うちは焼き飯派でした。母がよく作ってくれた「土曜日のお昼ごはん」というイメージがあります。早速自分でも作ってみました。
作り方は冷蔵庫の残り物なんでもありですが、今回は、ネギ、タマゴ、ゴマ、ベーコン、ニンニク、鰹節、胡麻油で作ってみました。全部を炒めるだけの簡単レシピです。
発酵食品の高菜漬けがいい味を出してくれるので、基本的な味付けは高菜。塩味の強い高菜漬けを使う場合は入れ過ぎには注意です。私の高菜めしも喉が渇きました。反省(笑)
母の高菜めしはどうやって作っていたんだろう。母にレシピを聞いてみると
高菜を油で炒め、別にしておく
熱した油に溶いた卵を入れ、ふんわりしてきたらご飯を入れ、ゴマを入れる
炒めた高菜を投入し、醤油を少し入れる
全体が混ざったら完成
そうでした、母の高菜めしはこんな感じでした。今度はこのレシピで作ってみたいと思います。
ちなみに混ぜご飯タイプの高菜飯はこんな感じです(実はこの記事を、故郷熊本で書いています! 2年半ぶりに帰省した熊本で混ぜご飯タイプの高菜飯たべました)。
高菜というとラーメンのお供、ご飯に乗せるだけ、というイメージが強いと思いますが、この「高菜めし」もおすすめの食べ方です! 皆さんも是非作ってみてください!!