お薦めのクリスマスジャズアルバム
すっかり冬の空気になり、年末の慌ただしさにソワソワしてしまう今日この頃。そんなときに気持ちをホッと落ち着かせてくれるのがクリスマスソングですね。クリスマスソングには名曲が多く、私も中学・高校時代から毎年のようにいろんなアーティストのクリスマスアルバムを購入しては、季節問わず聴いていました(笑)。今日は、それらの中から、クリスマスジャズアルバムのお薦めをいくつかご紹介します♪
クリスマスジャズアルバムの定番
泣く子も黙るジャズ歌手の大御所、エラ・フィッツジェラルドの『スウィンギング・クリスマス(Ella Wishes You A Swinging Christmas)』。1960年に発売された、彼女の初となるクリスマスアルバムです。タイトルからも判るように、厳かなクリスマスソング集ではなく、聴いているだけでウキウキと体が動きだしそうな、クリスマスジャズアルバムです。
収録されているのは、「ジングル・ベル」「ホワイト・クリスマス」など、誰もが一度は耳にしたことのある曲がほとんどです。また「赤鼻のトナカイ」「サンタが街にやってくる」など、子供にも人気の曲を、かっこいいジャズアレンジで聴けるので、幅広い年齢層に受け入れられるアルバムではないかと思います。
私のお気に入りは、「Frosty The Snowman」。フロスティという雪だるまが、子どもたちと遊ぶ様子が歌われて、エラの「Catch me if you can(できるなら、捕まえてごらん)!」とか「ストップ!」と語り口調で歌うところ。私のようなクラシック歌手にはなかなかできない表現です。
初めて買ったジャズアルバム
『初めてのジャズライブ たまにはジャズの話でも~好きなシンガーを気の向くままに~(その3)』でも書いていますが、初めてジャズライブを聴いたのは、ダイアナ・クラール。そしてその予習のために聴いた彼女のアルバムが、初めて買ったジャズのCDでした。しかもなんとクリスマスアルバム『メリー・リトル・クリスマス(Have Yourself A Merry Little Christmas)』。ライブは春か夏だったので、季節外れもいいところなのですが、「ジングル・ベル」など知っている曲が入っているし、ミニアルバムで安価というころもあり、中学生の精いっぱいの買い物でした(今では大変なプレミアになっているようです!)。
ダイアナ・クラールは後年もう一枚、立派なクリスマスアルバムを発売していますが、私にとってはこのミニアルバムの新鮮さが今でも忘れられません。特に、ビートルズの「And I Love Her」をカバーした「And I Love Him」。クリスマスソングからは少しずれる選曲かもしれませんが、彼女のピアニストとしての技量、音楽性がじっくり味わえます。
永遠の名曲「ザ・クリスマス・ソング」
『たまにはジャズの話でも~好きなシンガーを気の向くままに~(その1)』
で紹介した、メル・トーメの「ザ・クリスマス・ソング」。
なんと最近、メル・トーメのことで嬉しいことがありました! 私がInstagramで、ビング・クロスビーのクリスマスアルバムについて投稿したところ、大橋美加さんが
「メル・トーメのクリスマスアルバムも是非聴いてくださいね!」
とコメントをくださったのです!!
中学時代からずっと大橋美加さんのラジオを聴いている者としては、聴かずにはいられません。アルバムを探して、早速聴いています。今年のクリスマスはこれ♪
皆さんも素敵なクリスマスアルバムを探してみてはいかがですか? クリスマスが、より心豊かに過ごせるかもしれません。
そして、私事ですが、12月12日はクリスマスコンサート! がんばります♪